本格的なトレランではないけれど…
昨年末あたりから、野鳥観察の趣味が復活している。
絵を描くことも好きだけど、カメラも趣味だったから、自然を見つけてそこに生息する生き物にも興味がある。
実は最近、ずっと使ってないかった一眼レフを見つけて、望遠レンズをつけて近くの川原で試し撮りしてきた。
野鳥はとても素早くて、肉眼で見つけてカメラを構えてもピント合わせにもたついていたらすぐに居なくなっていまう。
そんな野鳥の中でも「ウソ」という鳥がいて、youtube で見てからいつか肉眼で見てみたいと思っていた。
前日、たまたま立ち寄った撮影スポットで、ある男性カメラマンから「ウソがいるよ!」と教えられた。
急いで現地に行ってみたけれど、すでに立ち去ったようで、カメラマンたちもカメラを構えていない。
「嗚呼、遅かったかぁ」
その日は諦めて帰宅したけれど、久しぶりの天気の良さに誘われて、カメラではなく双眼鏡だけの軽装で家を出た。
理由は未舗装路を走るつもりだったから。
駐車場で近くまで移動し、その後はリュックに軽い双眼鏡をタオルで巻いて忍ばせた。
気持ちいいくらいのペースで走って、前回見たという撮影場所に向かった。
今日もカメラマンたちが数名、一本の木に向かってレンズを向けている。
「ウソかも!」
撮影の邪魔にならないように、足音もしないように、ゆっくりと距離を詰める。
その場にいた見知らぬ人にウソだと聞き、その指差す方向に双眼鏡を向けた。
イラストに描いたものが、あくまでイメージ。
でも双眼鏡越しに見えた野鳥はまさにコレ。
その後、現地を離れてまたランニングを再開。
ふと見つけた青い色した鳥で、ルリビタキ。
とても綺麗な色をした鳥で、しばらく双眼鏡で眺めた。
そのほかにも、いくつか野鳥を見ることができた。
なんだかんだ2時間くらいウロウロして、駐車場に停めた車まで戻る。
ウソは冬場にしか見られない鳥だから、3月上旬はそろそろ限界の時期。
今回見逃していたら、来年まで持ち越しだったから、本当に良かった。
距離はそんなに長くはないけれど、走るだけではなく、他の目的も兼ねたランニングはさらに楽しい。

