なぜ自転車は「走る」よりも速いのかという話

自転車ならフルマラソンを2時間切りできる!?

これまでの結果から、こみちにとって走って到達できるのは時速25キロ。

キロ2分30秒ペースということになります。

もちろんトップスピードなので、このペースで何十キロも走ることはできません。

しかし、時速25キロで走るとフルマラソンの距離でも余裕で2時間を切ることができます。

では自転車で走れば、時速25キロのスピードを維持するのは大変でしょうか。

おそらくこみち以外にも自転車で走るなら約42キロの距離を2時間以内で走破できると思うことでしょう。

それだけ自転車という乗り物は、移動することにおいて走るよりも効率的だと言えます。

自転車が速く走れる理由

ギヤ比タイヤの転がり係数など、いろんな理由が考えられると思いますが、こみちが思う一番の効率的な要因は惰性で動き続けられるという特性です。

つまり、自転車はずっと漕ぎ続ける必要はなく、ペダルに乗せた足は常にフルパワーで漕いでいる訳ではありません。

25キロに到達してからも、少し休んでいても自転車は走り続けます。

坂道の下りなら、ハンドル操作とブレーキコントロールだけでも十分なくらいです。

そして、そのような動作中は、体力ほとんど使っていないでしょうし、上り坂になって漕ぐ必要迫られた時も、体力は温存されているので圧倒的に漕ぐことに集中できます。

一方で、走る場合、スピードがある速度に到達しても、足を休むことは出来ません。

常に足を動かし続けていなければ、速度は数歩で落ちてしまいます。

また楽に走れるはずの下り坂でさえ、走り方を間違えると膝関節に強い衝撃が伝わり、場合によってはその繰り返しで関節を壊すことさえあり得ます。

ランニングフォームは基本的にどれも同じなのか?

ランニングは、両足を交互に出して走ること。

つまりランニングフォームは、みんな同じなのでしょうか。

実は違います。

というか、ランニングフォームは、学ばなければできない理由もここにあります。

ウォーキングの延長で走っている人は、前に伸ばした足が地面に触れて、その足に体重が乗り、その後に後ろの足が軸足の脇を過ぎて前に振り出されて、また着地をします。

つまり、軸足となる足が地面触れた時から、反対側の足が後ろから前に来る間、体は軸足に固定されたままです。

ということは、このようなフォームで走る人は、後ろの足をいかに速く前に振り出せるかが速く走る時のポイントになっています。

一方で、こみちが最近マスターしたフォームでは、そもそもウォーキングとは足の動かし方が異なります。

そのため、走り始めるタイミングに特長があって、前に出した足が地面着くのではなく、振り出していない方の足が小さなステップで着地をしてから始まります。

先に振り出した足が体の前で待っていて、軸足と入れ替わるように今度は軸足を担います。

軸足だった足は体の前で一度待ってから、また降りていきます。

このフォームの特徴は、前で待っている足と軸足が入れ替わりながら走っているということで、入れ替わる時間以外は体が空中にあるので移動を続けます。

こうすることで、足を入れ替える以外は、自転車でいう漕いでいない時間になり、漕ぐ以外のスタミナの消耗を抑えることができます。

理想的なフォームのデメリット

完全なる理想的なフォームで走るには、フォアフットの着地が必須です。

つまり、つま先だけで走ってもブレない体幹と、足首の強さ、アキレス腱の柔軟性が問われます。

ランニングを始めて一年が経過したこみちですが、それまでこの理想的なフォームを理解していなかったので、全くタイミングの異なるフォームで走ってきました。

つまり、足首の固定など、必要な能力を練習して来ませんでした。

結果的に、このフォームでランニングすると、足首の弱さを感じますし、フォアフットで安定して走ることもできません。

そこで、フォームをマスターするために追加した練習は、つま先だけで先ずは歩幅を気にしない軽くジョギングをして、足首の固めることです。

足首がしっかりと固定されると、ふくらはぎに負担が来ます。

アキレス腱やヒラメ筋、腓腹筋などに故障があると、ケガが悪化するので、注意しなければいけません。

こみち自身も左ふくらはぎの違和感に悩まされているので、このフォームの良さを理解しつつmも、完全にトレーニングできないのはふくらはぎの負担が心配だからです。

とは言え、このフォームで走ることで、ふくらはぎが痛くなることはありません。

逆を言えば、痛くなる方が問題で、動きが正しく行われていない可能性があります。

実際、この前にこのフォームで走ってみて、とても楽に走ることができましたし、フォームのキープを意識していると足が楽に回転するのでペースも上がります。

でもここで言っている話、多分、陸上競技を知っている方なら当たり前のことでしょう。

なぜなら、youtube の陸上競技の動画を観ていると、理想的だと思うフォームで皆さん走られているからです。



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