平均心拍数143bpmで3キロランニング

 平均ストライド幅は97センチ!

ストライド幅が100センチを超えるかどうかの差は、前に振り出した膝頭の高さで来まします。

ただ、そう聞いてランニングフォームを改良すると、腿上げをしているような動きになりがちです。

つまり足を高く振り上げるような意識が強くなり過ぎて、上下動の強いフォームになります。

移行期は仕方がないのですが、「膝頭を上げる」という意識は「振り出す角度の調整」でもあることを忘れないようにしましょう。

今回のランニングで平均ストライドが100センチ以下だったのは、しっかりとアンクルロックしていないからで、それは踏み切り動作が曖昧ということを意味します。

アンクルロックとは何か?

アンクルロックとは、足首関節をある角度で固定すること。

通常、足首関節を固定すると膝関節も固定されるので、「アンクルロックができる」とは「股関節で走れている」という意味にもなります。

ではなぜ「アンクルロック」をするのでしょうか。

思うに必須の行為ではありません。

短距離走など、20メートルくらいまでのダッシュなら足首関節を使った方が速く走れる人もいるでしょう。

しかし、足首関節を動かす筋肉はふくらはぎで、太ももやお尻の筋肉に比べると早く消耗するので、ふくらはぎに頼った走り方は長い距離になる程、タイムが伸びなくなるのです。

そこで、ラストスパートのような部分的なパートではなく、中間の淡々と走りたいような区間ではアンクルロックをして股関節主導で走ることで体力の消耗をお尻や太もものような筋肉に担当させるためです。

イメージとして、目の前に空き缶が置いてあり、それを真上から踏み潰すように体重を乗せます。

この乗せる動作が、「乗り込み」と言われる動作で、いかにしっかりと強く缶を潰せるかが評価のポイントです。

そして、もしもアンクルロックが正しく行われていると、膝関節の固定されているので、乗り込みした時の膝の曲がり具合のまま乗り込みが始めり、完全に体重が「缶」に乗せられた後、体が缶の上を超えてやがて缶から離れるタイミングを迎えます。

勢いのまま通り過ぎてもいいのですが、踵が地面から離れてさらに膝頭が前に出て母指球辺りで地面をしっかりと押し込めるとさらに勢いよく缶から足が離れられます。

ここで「アンクルロック」を解除して、足先で地面を漕いでしまうとふくらはぎの筋肉が使われてしまうので、それを避けるためにも離れる間際でも固定したままを維持させます。

股関節主導で足が動いていると、乗り込みから踏み切りまでの動作でしっかりと推進力が得られるので、ランナーとしてはマスターしたい技術だと思います。

初心者と初級者、中級者の違い

個人的に思う違いを挙げると、やはり「踏み切り」動作の上手さがあります。

リラックスして走れているランナーも、実は緩急をつけて走っています。

最も力を入れたいのは、やはり「踏み切り」のタイミングでしょう。

初心者があまり足を前後に動かせないのに対し、初級者はしっかりと動かせるようになります。

さらに中級者は全体的に足を動かしているのではなく、踏み切り動作で地面を瞬間的に押し込み、さらに前に振り出す動作に移行させます。

空中移動の割合が増えるので、足の動き以上に進めるようになります。

しっかりと踏み切り動作ができていると、ストライド幅は130センチ以上になるので、バタバタを足を動かさなくてもキロ5分、4分ペースに到達します。

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