「走る」という概念を捨ててみるという話

 「走る」意識を捨てないと速くならないのではないか?

「走る」とは、特に太ももを押し下げて体を前に引っ張ろうとする動作。

だから、人はどうしても足を前に出そうと意識してしまう。

昨日、こみちは約2キロのカバンを肩から提げて走っていた。

重みで体が揺れる。

まるでタイヤを引きずりながら走っているくらいスピードが出せなかった。

つまり、体重が今よりも数キロ重いと、走りは全く異なると言える。

ランニングを始めたい人が、思うように走れないのも不思議なことではない。

まして今まで「走る」ということを考えていなかったのなら、「足を前に出す」という行為を「走る」と誤解してもおかしくはない。

久しぶりに会った人が

どれくらい前か、近所の方にランニングのことを質問されて、その方もランニングをしているらしい。

運動経験がないらしく、最初に「どう走ればいいのか?」と質問されて、こみちなりの答えを伝えた。

その後に一度、そして昨日も土手で会った。

お伝えしたアドバイスに、プラス自身の工夫も加えたフォームで走っていた。

ただ、どうしてもちょこちょこと走ってしまうのは抜けないようで、ストライド幅が圧倒的に狭い。

そこで、ストライド走法とまではいかないけれど、乗り込みを意識したフォームを紹介し、試してもらった。

ケイデンスは落ちたかもしれない。でもストライド幅は数センチ以上伸びている。

事実、後ろをついて走った時に、段々と走り慣れて最終的にキロ5分ペースから4分後半に入っていた。

「キロ4分台じゃないですか!」

「楽しいですね!」

そう言ってもらえた。

今回は50mとか100mだったけれど、先ずはそのペースで走れることが大切。

そこから、リラックスした効率的なフォームに落とし込めると思うから。

とは言え、こみちがキロ5分ペースで走れるようになるまで、多分3ヶ月くらいは掛かった気がする。

才能や能力もあるとは思うけれど、コツを知ると上達も早い。

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