ランニングシューズを選び始めると…という話

 競技志向のランナーなら

例えばフルマラソンで「サブ4を目指したい!」というような目標があると、ランニングシューズ選びもかなり絞られます。

平均ペースがキロ5分40秒と言われるので、それこそキロ3分台のペースを練習に取り入れるよりも、速くてもキロ5分ペースくらいで長く淡々と走れる体づくりが求められると思うからです。

キロ5分ペースというと、こみちのは場合、ケイデンス180spmならストライドは110センチくらいが多く、極端に足を出す意識よりも、フォームを崩さないようにリズミカルに走ることを意識するでしょう。

こみちのように初心者ランナーの中には、ケイデンス180spmはクリアできても、ストライド幅110センチは少し困難で、キロ5分ペースを維持するのが厳しいと感じこともあるでしょう。

しかし、ストライド幅が100センチいかになってしまうと、ケイデンスが180spmでもキロ5分40秒なので、サブ4達成がギリギリギリになります。

そこで、ランニングシューズを選ぶ時に、楽にケイデンスを維持できるような転がりやすいシューズを探すか、または少し反発力が強いシューズを選び、ストライドをあと5センチ伸ばせるサポートを受けましょう。

もちろんフォームの改善をして、自身の走力を高められたらいいのですが。

つまり、シューズ選びに目的があるので、おおよそ自分が使うべきシューズも見つかりやすいと思います。

こみちのような趣味だけのランナーは…

最近、そう言えばこみちの小学生時代を思い出すと、冬場に学校で、早朝ランニングという習慣があって、グラウンドを延々と走っていました。

誰かと競争するというものではなく、マイペースに走れるのですが、そんな運動が好きで、こみちは10周とか20周とか、回数はもう記憶にはありませんが、朝、1時間くらい走っていたように思います。

東京を出発し、北上して仙台、青森、そして北海道に進み、反時計回りで道内を巡り、今度は日本海側を西に進み、九州へ。

そんなプリントが事前に渡されていて、10周走ると都市を1つずつ進むというような双六スタイルになっているので、それを塗り潰したい一心で走ってました。

とは言え、運動を積極的にしていた人間ではなく、今になって再びランニングを始めてみて、youtube でランニング系動画を熱心に見るようになったら、「走るのが好きだなぁ」と再認識しました。

とは、大会のような雰囲気は得意ではないので、参加したいとは思わないのですが、最近見つけたランニング系チャンネルの1つで、その方の日ごろのランニングが紹介されていたので視聴していました。

ジョグはキロ5分ペース。気分が乗るとキロ4分ペース。

短距離ダッシュでキロ3分ペース。時にキロ2分30秒。

そんな練習をされていると聞き、ふと思ったのが、キロ5分ペースのジョグって一般的に速いのだろうかということ。

というのも、他のチャンネルでキロ6分ペースでもキツいという話が出ていて、その時はその方がまだ初めて間もないからだと思っていました。

以前にもお伝えしましたが、50m走に置き換えて、学生時代の記録よりも速くなることはないとしても、それに近いスピードまでは練習次第で戻せると思っていて、それよりも少しペースを落として、あとは練習でそのスピードをどれだけ長くキープできるのかがマラソン練習ではないかと思っています。

つまり、今のこみちであれば、ジョグはキロ5分20秒ペース。ペース走はキロ4分10票から30秒。インターバルはキロ3分20秒から45秒。ダッシュ練習はキロ2分30秒前後。

多分、こんな感じになると思います。

今、短距離ダッシュの練習に興味があって、でもまだ左ふくらはぎの違和感が残っているので我慢もしていて、アシックスのターサーとか、ライトレーサーにも興味が出て来て、ニューバランスのランニングシューズも調べたりしています。

NIKEのライバルフライ3が、いろんな意味で適当かなぁと思っているのは変わりません。

ただ、薄底シューズ選びという意味で、ランニングシューズではなく、普通のadidasの靴で走ってみたら、その靴は反発も皆無だし、クッションもほぼ感じないのですが、普通にキロ4分を切りペースで走れます。

もちろん長い距離という話ではないのですが、なんでターサーとかライトレーサーなのかという意味で、ちょっと疑問に思いました。

こみちの考えでは、トップスピードは接地の処理にあると思っていて、それはつまりケイデンスの向上だと感じています。

だから、地面に着地した時にブレないことや、再び足を振り出す時にキレがいいシューズが欲しいと思うのです。

厚底シューズで耳にする「沈み込み」は、特性上避けられないものですが、ターボ車のタイムラグみたいなものだとすると、軽快な反発は薄底シューズのようなレスポンスに優れたシューズがいいと思っていました。

そこには、「ドロップ」という数値があって、つまりはつま先と踵部分での高さの差をいうのですが、ドロップの数値が大きいと自然に前に転がりやすく、一方でふくらはぎが使われないことでアキレス腱を使って走ることが難しくなると聞きました。

ケイデンスで言えば、210とか220までなら、特に意識しなくても出すことができます。

しかし240以上になると、フィット感やソールの材質、走る場所などもシビアで、無頓着なこみちでも陸上トラックがいいと思いますし、シューズもより動きを妨げないタイプが欲しいです。

こみち自身の目標としては、50mを6秒台、つまりキロ2分20秒切りできる走力を目指したくて、ケイデンスが250spmの時にストライド幅170センチ以上で走ってみたいというものです。

この辺りが学生時代のベストに近く、今の一つの目標になっています。

とは言え、学生時代を思い出すと、100mを10秒台で走る陸上部とか、別の運動部で50mを6秒前半で走る人もいて、こみちは50mを7秒ギリギリ切れたという感じなので、運動が得意だとは思えません。

何が言いたいのかというと、キロ4分ペースって走ってみると確かに練習しないと難しいかもしれませんが、才能という話ではなくて練習次第だと思うのです。

このスピードをキープさせる練習が長距離走の醍醐味だと思うので。

もっと言えば、そこから10秒ペースを縮めるのは、時間と熱意の量が倍々で増えていき、キロ3分ペースに近づくと日常生活のほとんどをつぎ込むくらいのボリュームになるのでしょう。

でもここまで頑張って、10キロ走で30分を切れるかどうか。

そして、28分で走る実業団のランナーはたくさんいるということでしょう。

多分、そこから先が選ばれた人に与えられる才能なんじゃないかと思うです。

トラック競技ではなくロードランなら、高反発なレーシングシューズを使って到達できる人もいるはずです。

結局、趣味なので自己満足な世界。

こみちに関していえば、キロ2分30秒で走れても20秒を切ることはできないし、ケイデンスも230台まで上がっても250には届きません。

どこまで本格的にそれを達成させたいのかでも、選ぶシューズが変わると思っていて、逆にターサーを選んで練習メニューに合わせて履き分けるほどするかなぁとも思います。

これはバイクの話ですが、やっぱり競技用モデルって、市販車をいじっても近くけど超えられないものがあります。

つまり、結局はスパイクには敵わないし、陸上トラック以上に走りやすい場所ってないと思うんです。

練習はほぼアスファルトの上なので、ダッシュ練習も高頻度にすると足への負担が増します。

そんなことを考えていると、ランニングシューズ選びは二転三転して、選べなくなってしまうんです。


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