なぜ「走る」のは楽しくないのか?
例えば10キロの距離をランニングすると、約1時間掛かります。
1時間もの間、何を考えて過ごせばいいのでしょうか。
こみち自身も自問して、ランニング中に何を考えているのかを思い出しました。
最近は音楽を聴きながら走ることが大半なので、体は走っていますが、頭では音楽を聴いてリラックスしています。
その意味では、ランニングウォッチを使うメリットは、退屈になりやすいランニングを楽しくできるポイントかもしれません。
ランニング中、ウォッチの画面で状況を確認していますが、こみちの場合は「ペース」と「距離」あとは「心拍数」でしょうか。
何度もランニングしていると、それぞれのシーンでどれくらいのペースになるか分かって来ます。
例えば、こみちの場合、ダラダラと気負うことなく走った時は、キロ5分20秒ペース。
LSDのように、長い距離をゆっくりとスピードを落として走る時がキロ6分〜8分ペース。
しっかりと体を動かして、スピード重視で走る時がキロ3分台のペース。
それらの基準を元に、ランニング中にチラ見して、自身がイメージした走りと実際のペースの誤差を見ています。
つまり、「走る」こと自体が楽しいかどうかではなく、走っている時に予定していることがいくつかあって、リズムに乗って音楽を聴き、走りのペースが基準よりもどうかなどを時々比較するので、それが楽しく思えるのかもしれません。
ウォッチを付けて走ることで、経過時間だけでなく、ペースや心拍数が分かります。
それがあるかないかでは、単調になりやすいランニングの楽しみ方も違います。
3キロ〜10キロの距離を移動できたら
走って、歩いてを繰り返し、例えば3キロ以上の距離も移動できると分かったら、「ランニング=走る」ではなく、「ランニング=旅ラン」に変化させられます。
旅ランだから、何十キロも走らなければいけないということはありません。
自宅から数キロ離れたコンビニまで、走って移動することも広い意味では旅ランです。
朝食を手に入れる目的で、片道2キロ先のコンビニまで走り、そこでパンでも何でもいいので買ったなら、許されるならそこで軽く食事をして、また家まで走って帰る。
不思議なもので、数キロでも走って来ると気分もリフレッシュしますし、程よい汗は爽快感にもつながります。
何より走れる距離が増えて来ると、コースを探すことでも楽しさになります。
ランニングの魅力はいろいろ
同じ距離とペースでも、ランニングに慣れたランナーと始めたばかりのランナーではえ、「走る」ことの疲労度が数倍のレベルで違います。
つまり始めたばかりのランナーは、慣れたランナーの数倍の疲労を受けているので、「走るのは楽しくない」と言うのも無理はありません。
イメージとして、運動の負荷が2倍から3倍違うということは、始めたばかりのランナーが5キロ走れば、慣れたランナーにとっては10キロ、15キロの距離を走るのに似ていることになります。
慣れているかどうかで疲れ方も全くちがいます。
しかしながら、体幹や筋力の違いで、思うようなフォームでは走ることができません。
最初の2ヶ月くらいは体が走ることに慣れていないので、無理をし過ぎないで続けられる楽しみをランニング意外の部分で見つけることでしょう。
立ち寄り先を見つけたり、ウェアーやランニングシューズ選びにこだわったり、走る以外のストレッチや基礎トレーニングに面白さを探しましょう。
少し走るのに慣れたら、1キロ走や3キロ走のタイムを計測してみると、段々と楽に速く走れている実感が得られます。
特に始めたばかりのタイムからなら、分単位で短縮できることもあるので、こんなにも「速く楽に走れるようになった」という経験はランニングを楽しいものへと変えてくれます。