理想とするフォームの基本形
ランニングを始めて、「フォーム」に興味を感じて、あれこれと上級者のランニングフォームを見始めました。
その中で、これは自分でも真似できるかもと思える基本形に気づいて、少しずつフォームの改善に取り組んできました。
結果的には、始めた頃よりも楽にスピードが出せる方法を見つけられ、趣味として楽しむ範囲で言えば、才能ではなく練習方法なのだと感じます。
世界陸上ハンガリー・ブダペスト大会も好きでよくみますが、以前は100mやリレーなど短距離走が中心でした。
しかし、中長距離走も楽しくて、こみちが思う「基本形」を踏まえて、さらに圧巻のパワーで走り抜ける選手たちを見ていると感動します。
5000m走のラスト一周、400mを60秒ペースで走ってしまう訳で、それはつまり100mを15秒で走ることで、一瞬でも同じ速度で走れない事実に「世界トップレベル」の凄さを感じられます。
大体、こみちがダッシュで出せているトップスピードがキロ2分35秒くらいで、50mを8秒で走っているくらい。
もちろんそれって一瞬で、走れても50mとか100mの話。
それよりももっと速く走る彼らが、どんな景色見ているのかと想像してしまいます。
単純に「速い」ということではなく、自分がランニングを楽しむようになって、彼らがどんな風に股関節を動かして、全身を躍動させてスピードに乗せているのかと思うことが何だかとても楽しいのです。
まして、100m走の時の足さばきは、速すぎて等倍では分からないので、スロー再生するのですが、それでも「何だコレは?」と声が出てしまうくらい惚れ惚れする動きです。
無駄が一切なくて、理想的なフォームが体現されていてため息と感動がたくさんありました。
また、三段跳びや高跳びなどのジャンプ系競技も、バウンディングの練習でよく見ていたので、これまで別の意味で「めちゃ凄い!」の連続です。
もちろん骨格や筋力のベースがそもそも違うのですが、でもランニングに興味を持ったことで、自身の体をどんな風に動かせばいいのかと考えながら練習するのは楽しいです。
キロ3分ペース
今でもランニングでキロ3分ペースでは走れません。
でも世界陸上に出場される選手たちは、キロ3分ペースで走ることさえなくて、それが陸上競技の世界レベルなのかと思ってしまいます。
記憶が間違えていなければ、こみちが学生時代に50mを7秒くらいで走っていて、100mが13秒くらいだったと思っていて、その頃のスピードに近づくことはできても、もう超えることはできません。
約7ヶ月くらいランニングを練習して、キロ4分ペースになることがあっても、そこから3分半、3分と縮めることは容易ではないでしょう。
ダッシュではなく、ランニングの流れでキロ3分ペースが出せたら嬉しいですが、まだまだ体幹の強さや足さばきのスムーズさなど、足りないことがたくさんあります。
だからこそ、世界陸上を観て、彼らの凄さをより実感できました。
流して走っているように見えても、そのスピードに追いつけないのですから。
何事にも通じますが、ただ体験するのではなく、背景を知ることでより感動は深くなります。
世界陸上も、事前に放送される裏話やエピソード、レース後のインタビューを見て、選手たちの努力や想いが感じられると、「陸上競技って良いななぁ」と思います。
ランニングを始めたからこそ、それがどれくらい大変なのか少しだけ分かったので。