陸上選手たちのようなフォーム
youtube を観ていると、陸上競技場を走る選手たちのダイナミックなランニングフォームに目が留まります。
あんなフォームで走れたらかっこいいのに…。
特に後方に流れた足が、お尻を叩くくらい跳ね上がり、それが高速で続く様は印象的です。
ダイナミックなランニングフォームは要らない!?
あるランニング系youtuber の方は、フルマラソンを2時間30分前後で走られるそうです。
3時間を切るサブ3が、マラソン大会の参加ランナーの上位3%らしいので、その方は上位2%くらいなのでしょうか。
その方の解説によると、「フルマラソン」という種目に限れば、5000m、10000mの陸上選手のようなダイナミックなランニングフォームは市民ランナーには不要で、むしろ膝下を地面から必要以上に持ち上げない省エネフォームがおすすめと言います。
その方は、実際に動画内でおすすめのフォームを走って見せてくれたのですが、こみちは率直に「速い!」と思いました。
ストライドを意識して走るのではなく、ピッチでグイグイと進むようなフォームでした。
こみちが思うランニングフォームの理想型
確かに陸上選手のようなダイナミックなランニングフォームって憧れます。
さらに、youtuber の方が解説で触れていた「市民ランナーにとって目指すべきフォーム」も納得できます。
一方で、運動経験が乏しいこみちは、ランニングでキロ7分8分というところから始まったので、キロ3分で走るランナーは異次元の世界にいる人でした。
長い距離を走れないところから始め、ちょこちょこと走るフォームをピッチ走法と思っていて、結果的にその走り方ではキロ5分のペースで走ることが限界だと気づいて、ランニングフォームを根本的に見直しました。
このブログで何度も触れていますが、「乗り込み」ができるフォームに変わると、ピッチ走法やストライド走法という区分にそれほど意味がないと理解できます。
というのも、今朝も7キロ走って来たのですが、キロ3分台のペースで走る区間があって、その時のフォームでは勝手に足がお尻に当たるような軌跡を生み出します。
意図的に作るものではなく、速く走ると勝手にそうなってしまうということ。
そもそも膝下に力は入れないので、着地後は膝を引き戻すタイミングで膝下はお尻に沿って前方に引っ張られて行くので、必然的にあのような動きになってしまいます。
また、youtuber の方が解説されていた「無理に膝下を跳ね上げない」という部分も、「着地でどれだけ意識を持つのか?」で結果が変わります。
つまり、ピッチを優先させて、一回の着地をあまり重視しないように走ると回転数を上げられます。
一方で着地でインパクトを作れば、ストライドが伸びて代わりにピッチは落ちるでしょう。
この違いは、ランナーの意識次第で、どちらが楽に走れるかは、その人次第ですし、体調や路面に持っても変わるでしょう。
最低限、「乗り込み」のポイントをキープできていれば、しっかり踏み切って走ってもいいし、回転数を上げて進むこともできるので、ストライド走法もピッチ走法もどちらかを選ぶというよりも、使い分けることが大切だと思います。
まだ今朝のランニングではキロ3分20秒が最速になるのですが、瞬間的には2分49秒まで速度が出ているので、走り続けたい距離に合わせて「どれくらいの速度が合っているか?」に過ぎません。
またキロ2分台のスピードでは、フォアフットで走る方が楽でした。
正直な感想としては、全ては意図しなくても勝手に「なってしまう」ということです。
朝、5時ごろでも暑いので、10キロ走をタイム計測するのはちょっと厳しいと感じていて、割とスピード走をして終わりにすることが多く、でも最近はキロ4分30秒ペースを出す時に歯を食いしばるような速度域ではなく、イメージ通りに足を動かせば到達している感覚です。
もう少し意識して足を回せば、キロ4分から3分、2分と上げて行けるので、体の動かし方としては概ね間違えていないと思います。
あとは、どれだけ楽に走れるようにしていけるかですが、キロ5〜6分ペースで「乗り込み」をキープした走り込みが効果的だと思います。
ランニングフォームの基礎ができて来たので、スピード練習とスタミナ練習を組み合わせて行きたいです。
ちなみに、以前VO2 max54だった時よりも速く走れても、今朝は「51」でした。
頑張りが足りないということでしょうか。