いつもランニングの話ばかりですが…
もう一度、こみちの原点のお話をすると、最終的に「旅ラン」がしたいのです。
時速何キロとかキロ何分ペースを意識して走るのではなく、トコトコとゆっくりでもいいので自分の気分で目的地まで走れるようになりたいのです。
今年の2月上旬にジョギングを始めて、これと言った知識も無いまま、いきなり10キロ以上の距離を走ったり歩いたりをおり混ぜて移動しました。
記憶に残っている最長距離は、40キロくらいだったと思います。
その距離を、6時間とか8時間、歩いて走ってと移動しました。
その頃はまだgps付きの時計を持っていなくて、スマホと連動させるタイプのスマートバンドを腕に巻いていて、スピードや走行距離を確かめることができたので、「おお、何キロ移動できた!」と自己満足している感じでした。
当時の記録を見返すと、キロ8分ペースさえキープできていなくて、キロ12分とか、もう歩いているような感じです。
でも、トボトボでも立ち止まらなければいつか目的地に到着できるので、休みをとりながら、そうやって淡々と歩き続けることが楽しかったです。
だから、80キロ走とか100キロに強く憧れていて、いつか自分のペースで達成したいなぁと目論んでいます。
さらに、gps付きの時計を買って、日常的にキロ何分とか、ストライド、ケイデンスを測れるようになって、「キロ5分ペースで走れるようになりたい!」というような目標からこみちのランニングが本格的になりました。
今、基礎練習が大体分かって来た段階で、キロ5分ペースで10キロ走ができるようになり、もっと短い距離ならキロ4分台で走れるようにもなりました。
ポイントは心肺機能の向上と運動能力の向上を両立させることで、運動機能だけで言えばキロ2分台でも走れますが、心肺機能との関係でいえば長く維持できません。
陸上競技を行うランナーの方々は、その両方を高い次元で維持されているので、キロ3分ペースで10キロ、20キロを走り切ってしまうのでしょう。
こみちも足の運び方が格段に向上したので、キロ4分、キロ3分もコツが掴めました。
上級者ほど着地した時の軸足が瞬時に安定し、だからより強く遊脚を振り出して、ストライドを伸ばしているのですが、その精度がこみちまだまだ発展途上で、ペースが上がり振り出すタイミングが短くなると軸がブレてしまいます。
ある意味、個人的にはランニングの基礎とは「乗り込み」から「遊脚の振り出し」にあると思っていて、速くなるほどタイミングは一瞬ですから、体幹がしっかりとしていなければいけません。
つまりこみちにとっては、キロ4分ペースで走る辺りがフォームを維持できる限界で、無駄にそれ以上のスピードを出しても練習効果は薄くなってしまいます。
逆を言えば、キロ7分や8分というペースで走る時も、膝下だけを使うランニングフォームではなく、軸足と遊脚を上手く連動させる動きを確認しながら走ることで、キロ5分やもっと速いペースでも軸がブレないフォームが身につきます。
闇雲に速いペースだけとか、膝下に頼ったフォームで走っていても、思うように走ることができないのはそのためでしょう。
「旅ラン」ということに限って言えば、キロ10分でもいいので、走れないなら歩けばいいと思っていて、その点では運動機能よりも、スタミナをアップさせて、10キロでも20キロでも諦めずに歩き続けることが大切になります。
今朝も7キロ走ったのですが、あまりペースを意識しないで、フォームだけ気にして走っていました。
フォーム、特に着地の軸足がしっかりと安定して走れたら、余計な動きが減るので遊脚が自然と前に振り出せます。
そうなると、ストライドを80センチにする方が大変で、何も考えなくても100センチ、110センチと増えていきます。
すると、最初はキロ7分くらいで走っていたのに、ふと時計を見るとキロ4分台で走っていて、今日はスピード練習ではないので、意図的に少しケイデンスを下げて、ペースダウンします。
調子がいいとまた自然にペースが上がって来ますし、イーブンペースで走ることもあります。
今朝の場合はキロ5分14秒ペースが平均で、心拍数は128bpmと有酸素運動でした。
ストライドは最大で126センチ。
ケイデンスは最大で191。
何も意図的に走っていなくても、体に任せて走っていたら、大体この辺のスペックが現状です。
これらの数値を見て、もしも目標としたい数値になっている人がいたら、絶対にフォームを見直すことが大切です。
言い換えると、ここまで来ると、筋力トレーニングや体幹トレーニングなどをもっと真剣に行えば、例えばこみちのような運動能力でも10キロ40分くらいまでは行けると思います。
キロ4分ペースは、がむしゃらに走るとキツいですが、多くの人が到達できるくらいの壁ではないかと思います。
これがキロ3分ペースになると、ある程度の素質と厚底シューズのサポートも使うことになるとは思いますが…。
ポイントはフォームを作ることで、ペースや距離にとらわれず、走ることが楽しくなることです。
昨日も14キロ移動しているので、肉体としては疲労があります。
しかし、大きな筋肉を使って走ると、5キロの距離を走ることはそんなに苦痛ではありません。
淡々とリズムで動いていたら、走れてしまいます。
よくやく、旅ランを楽しむ基礎ができて来たと思うので、これからはスピード練習やペース走なども混ぜて、長い距離をマイペースで走るような楽しみ方をしたいです。