キロ7分ペースで…という話

 今朝のランニングで

ランニングで最も大切なのは、「正しいフォーム」で走ること。

でも、その「正しいフォーム」が分からないという話もあります。

こみちが思う「正しいフォーム」とは、省けることは省いてしまい、省くことができないことは利用することです。

「省けること」の代表例が、地面を膝や足首の力で押して加速しようと思うこと。

今、その場で立って、スクワットでどれだけジャンプできるか、足首だけで弾めるか試してみると分かりますが、普通、思うほど力を発揮できません。

垂直飛びをするような場合、少し腰を引いて膝を曲げると思います。

その「膝」の曲げる記憶が、「地面を押す」というキッカケになっているのだと思いますが、実際には膝でジャンプしているのではなく、膝が真っ直ぐになった瞬間にお尻の筋力が発揮されることで地面を強く押しているのです。

このことを知れば、膝や足首を推進力に使うという発想は省けるでしょう。

「省けないこと」の代表例を挙げると、それは「体重」ではないでしょうか。

人が人である以上、体の重さを無くすことはできません。

ただ、下向きに動く時に上向きに変えると大変で、下向きに動いている時は同じ向きに押すと楽になります。

つまり、ランニングで片足に全体重が乗った時に、いきなりジャンプするのは大変で、でも地面に重さが伝わり、その反発が返って来て上向きになった時なら、ジャンプしやすいはずです。

また、走る時に上半身だけでなく、全身で少し前に倒れると楽に走れるのも、倒れることで自然に移動する体重に動きを合わせれば、全て自力で頑張るよりも楽に感じます。

これらはランニングの基本的な動きで、慣れている人ほど自然に利用しているテクニックでしょう。

キロ7分ペースとキロ4分ペースの違い

こみちの経験を言えば、キロ7分もキロ4分もほとんど差がありません。

これがキロ3分ペースになると、いきなり話はちがいますが、キロ7分が大変に感じ、キロ4分が楽に感じる時もあります。

冒頭で紹介したように、ランニングの基本ができていると楽に感じ、できていないと何だか大変に思います。

「こんなに楽なのに?」と思う日もあれば、「全然、走れない!」とスピードに乗れない日もあります。

今朝はキロ7分ペースでした。

淡々と走ると、そのくらいのペースが良かったからです。

最近のルールとして、フォームを崩すくらいなら、崩さないペースで走るようにしています。

無理にペースだけを上げて、フォームが崩れて、体のどこか筋肉を傷めてしまうくらいなら、心地よく走る方が何倍も良いからです。

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