「マンガのような恋」ってどうですか?という話です!

 白馬の王子様が来る?

社会的身分、経済的な安定、しかもイケメンで、一途な恋。

女性だけでなく、男性から見ても完璧な人物が「白馬の王子様」です。

あまり恋愛向けのマンガに詳しくありませんが、キャラクターとして圧倒的な存在感であることは確かです。

でも、そんな「白馬の王子様」を実社会に落とし込むと、すぐに破綻してしまいます。

理由は簡単で、ある分野に抜き出た人材は、別に視点から見ると風変わりになるからです。

つまり、完璧な人物像とは、これまで存在したことがないくらいの異質な人でもあります。

不良マンガに思う面白さと非現実性

ケンカが強い主人公。

最初は学校という狭い舞台で、その個性が発揮されます。

そして、隣り町の学校や沿線の学校へと、その個性を武器に活躍し、見るものにマンガでなければ成立しない面白さを伝えます。

例えば、設定された状況下であっても、相手を怒りに任せて突き飛ばせば、暴行罪の構成要件に触れるでしょう。

もちろん、裁判による判決がなければ、行為が直ちに犯罪と定義づけられるものではありません。

しかし、シナリオのあるドラマ撮影でもない限り、相手を突き飛ばすことは社会的なタブーになります。

ということは、不良マンガのようなストーリーはマンガという特別な環境下で成立しているのであって、実社会であればそれが特殊な環境だと想像できます。

マンガだけこその世界観だから面白く感じます。

これから活躍できるyoutube コンテンツ

ここ数年前から、芸能人や芸能の制作会社が進出し、youtube の動画コンテンツが一気に高品質化しました。

最近では「鬼連チャン」を観ていて、モノマネ芸人の方々の何と歌が上手いことか。

でも、歌手としては売れないのだから不思議です。

つまり、歌が上手いだけでは芸能界で活躍できないからこそ、彼らは歌声を磨きつつもモノマネという芸を高めていくのでしょう。

素人でも、器用な人がそれこそ誰かの真似をして、「似ている」と言える持ちネタを持っていたりします。

でも、一つだけでは営業にも出られませんし、真似やすいネタは他の人とも被ります。

ある意味、モノマネ芸人として本領を発揮するのは、二つ目、三つ目のネタを作る時からでしょう。

その振り幅が広い人ほど、相手からの要望にも応えられるでしょうし、それがモノマネ芸人としての実力とも言えます。

つまり、モノマネ芸人の方々はめちゃくちゃ歌が上手いです。

そうでなければ、真似なんてできないのでしょう。

そして、歌手だけで生き残る人がどれだけ、その「歌」で勝負しているかも分かります。

きっと彼らがこだわるのは、99点ではなく、99.999点あたりで、その僅かな違いに同レベルの歌い手がたくさんいるということです。

審査員によっては、99点まで判断して、あとはトーク力やルックスで主演依頼を決めるかもしれません。

自分の方が上手いと思う人が、「なぜ?」と思う経験をするのも、それが世間の見方なのでしょう。

ある意味、youtube にプロの芸能人が参入し、例えば今から「歌ってみました」というネタで売り出そうと思っても、芸能人はほぼ例外なく歌が上手く、しかもトーク力など、見せることをよく分かっています。

そんな強者たちに、ほとんど趣味レベルで歌っても、本当に親切な人でもない限り視聴してくれないでしょう。

ただ、それだから諦める必要はなくて、ここで言いたいのはあれこれと策を練っても勝率が劇的に上がるとは思えないので、とりあえずやってみることだと思うのです。

反響が少なければ、その時に判断しても遅くはありません。

ただ、もうまぐれ当たりは本当に少なくて、奇抜な言動だけではほとんどヒットできる可能性はないでしょう。

しかし、公開する場をいう意味では、youtube はとてもありがたい場所で、誰に対しても平等です。

「幻想」を抱かせることも大切で、よく考えると実は現実的ではない演出だとしても、それが本当にどこかで起きているような錯覚を視聴者ができて、まるでマンガのような恋になれば、これからもyoutube では優良なコンテンツとして活躍できると思います。

「真面目に、実は〇〇で…」と、早々にネタバラシしてしまうと、どうしても裏側が見えてしまいます。

それではマンガのような恋にはなりません。

なかなか難しい話ではありますが。

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