「GEO QT13」を知っていますか? お手頃なワイヤレスイヤホンを探して

 「ワイヤレスイヤホン」をどう選ぶのか?

先ず「音」。

より「透明感のある音」ほど、聴いていて心地よく感じます。

しかし、中高年のこみちの場合、高音域は12000Hzから微妙になり、15000Hzまで来ると「嗚呼、聴こえているかも」と見栄を張る領域です。

よくYouTube などでモスキート音がどこまで聴こえるのかを試せる動画などがありますが、先ず自分がどこまでの音域を聴き取れているのか確認するべきでしょう。

なぜなら、予算が潤沢で、高額でも高性能な商品を探しているなら、スペック重視でもいいのですが、できるだけ安くと考えるなら、「効果」という意味で自分の能力を確認しておくことが大切だからです。

イヤホンの製品には性能表があって、「再生周波数帯域」というような表示が見つかります。

ここに示される数値、多くのイヤホンには20Hz〜20kHz(20000Hz)と書かれていて、中には音域が20Hz〜40kHzなどと書かれているイヤホンも見つかります。

つまり、こみちには15kHzさえ怪しい高音域が、20kをさらに超えて40kまで再生できたりします。

ここでポイントがあって、「聴こえること」と「感じ取れること」にはわずかながら違いがあります。

つまり、聴こえないとしても、音として再生されることで、無意識に感じ取れているということがあるからです。

高性能であることに「越したことはない」のは事実でしょう。

ただこみちの耳のような場合、40kHzの高音域など聴こえませんから、コスト面で考えれば「再生されなくてもいい」と判断すれば、それだけお手頃なイヤホンが見つかります。

つまり、1万円を超えるイヤホンがより高性能なのは分かるけれど、コスパで選ぶなら5000円くらいでも十分だと判断しました。

「ノイズキャンセリング」機能は必要ですか?

こみちはSONYのヘッドホンを持っています。

ノイズキャンセリングが付いていて、機能を作動させると周囲の音がかなり軽減できるので、同じ部屋でテレビがついていても気にならないくらいの静けさが手に入ります。

一方で、イヤホンの場合、カナル型とインナー型という形状があり、特にカナル型は耳栓のような効果が期待できるので、ノイズキャンセリング機能がなくても装着すると周辺の音が聞こえにくくなります。

別の言い方をすると、カナル型のイヤホンを付けて、通勤や通学に使用する場合、周辺の必要な音まで聞こえにくいということが起こり得ます。

こみちの場合、イヤホンを使うのは、イラストや文書、家事などをする時で、屋外を歩いている時ではありません。

なので、「ノイズキャンセリング機能にはこだわらない」けれど、「カナル型」がいいと思いました。

「ダイソーの1100円イヤホン」ってどうよ?

SONYのヘッドホンと比較すると、再現されている音は同じでも、心地良さが全く異なります。

例えば、「音程」通りに歌えると、カラオケ採点では100点が取れます。

しかし、「聴いていて心地よいか?」と思うと、そうとは言えません。

つまり「音が出ている」ということと、「心地よい音楽」は別物です。

ダイソーのイヤホンは、音も出ていますし、再生すれば曲が流れてきます。

それで十分だという人には、1100円でイヤホンを買っても不満はないでしょう。

一方で、心地よい音楽を期待していると、「少し物足りない」と感じてしまうのは、イヤホンそのものが持つ「余裕さ」に差があるからです。

その目安が、ドライバーの材質や口径となりますが、繊細な音を再現するには製造工程でもより繊細な作業が求められますし、生産コストも膨らみます。

「安価なイヤホン」なのに、「良い音が出ている」を期待するのは難しい話です。

今回購入した「GEOのQT13」ってどうよ?

カナル型でノイズキャンセリング機能が音楽再生時には働かないイヤホンです。

音域も20kHzまでです。

しかし、装着すると周辺の雑音はかなり軽減されますし、部屋で使う場合には十分に没入できます。

さらに、ダイソーのイヤホンが「聴こえる」なら、GEOのイヤホンは「音楽が流れてくる」という感じです。

SONYのヘッドホンやそれ以上に高価なヘッドホンで、しかも音質のクオリティに関係しているコーデックもACC以上の場合には、ダイソーもGEOも比較になりません。

イメージとしては、音楽ホールや音楽スタジオの一角に座り、演奏を聴いているという感覚に近づきます。

まさに「音楽が流れている」を越えて「演奏を目の前で聴いている」という感じでしょう。

とは言え、普段使いで考えるなら、GEOのQT13で曲を聴くと「これで十分」と思います。

しかもイヤホンの価格は税込みで2200円くらいなので、SONYのヘッドホンが3万とか4万したことを考えると、価格差以上にしっかり音楽を感じられます。

コスパがいいでしょう。

その上で、もう少し使ってみて、さらに高性能なイヤホンを探せばいいと思います。

価格帯としては1万円以上の機種で、ノイズキャンセリング機能を求めるならさらに2万円以上かもしれません。

耳の感度にもよりますが、こみちくらいの耳ならGEOのイヤホンで十分に音楽が楽しめそうです。

こんな記事はいかが?