「折り畳み自転車」最強説!?
今日も仕事場まで自転車で移動しました。
仕事終わりに電気屋に立ち寄って、自宅まで戻って来たのですが、ざっくりと移動距離は10キロ弱です。
日差しが強かったですが、風もなく、自転車を漕ぐのにはまずまずの天気で、何より景色を眺めながら移動するには心地よい速度です。
コレがバイクになると速度も上がり移動距離を稼げますが、自転車ほど景色に目を向ける余裕は無くなります。
逆に徒歩の場合、どうしても移動速度が上がらないので疲労感と眺められる景色のバランスが悪く感じます。
厳密には、自転車と一括りにしていても、ロードバイクとママチャリでは漕いだ時の爽快感も違います。
構え過ぎない意味では、「ミニベロ」に惹かれるのですが、さらに「折り畳み」となれば旅先にも持ち運べ、徒歩では遠く感じる場所にも足を伸ばせます。
DAHONの「K3」人気の影で
折り畳み自転車の中でも、DAHONの「K3」は14インチのさらに小径なホイールを使っています。
長距離移動も可能なロードバイクが大きなホイールを使うのは、それだけ直進安定性に優れ、ライダーの疲労軽減に貢献するからです。
つまり、「移動」に関して言えば、小径になる程どうしてもハンドリングがクイックになり、無意識な間にも微調整を行っている分だけ疲れやすくなってしまうはずです。
一般的なミニベロが20インチなのに対し、DAHONのK3は14インチですから、輪行や車に積載するなどの楽しみ方と組み合わせることで、より自転車の魅力を存分に活かせるということでしょう。
K3はとてもコンパクトな車体ですが三段変速になっていて、ロードバイクとは比べられないにしてもあらゆる路面で心地よいスピードを維持できるのが特徴です。
例えば自転車に少しでも興味を持った人であるなら、片道10キロ程度の平坦なコースを走破できるでしょう。
それくらいの距離なら、ロードバイクを使うまでもなく、ママチャリでも十分です。
しかしながら、本当にK3で片道20キロの距離を移動したいでしょうか。
自転車が大好きで、ミニベロという小径車に惚れ込んで、どこまでも愛車で移動したい人なら、もちろんK3で片道数十キロも魅力的な距離でしょう。
東京駅から山手線の真向かい新宿駅まで約6、7キロ。
つまり山手線内なら10キロ程度でほとんどの場所に行き着くでしょう。
そこで、DAHONのミニベロで、しかも変速機を持たない 「Dove Plus」。
変速機がないのでママチャリみたいな感覚ですが、特筆するべきは車重が6キロ台ということ。
軽いK3よりもさらに軽量なので、移動距離は10キロ未満でも気軽に電車にも持ち込めてしまう「軽さ」で、約800グラムの重量差は決してわずかではないでしょう。
自転車を使うのが、快適な移動手段としてではなく、景色を眺めながらの10キロ未満の距離だとするなら、人気のK3ではなくDove Plusという選択肢もありそうです。
以前、変速機の無い自転車で長距離移動では不便を感じたことがありますが、例えば旅先での機械故障もシンプルな構造であるなら心配は減ります。
万能なK3人気も十分に理解できますが、使い方を見直せばそもそも走破力ではロードバイクに劣るのは否めません。
置き場所の関係で屋内持ち込むという条件なら、確かにコンパクトになり、それでもしっかりと走らせられるK3は支持されるでしょう。
ただ、条件次第ではシンプルな構造ゆえに故障リスクが少ないDove Plusは、入手困難になっているK3の代替えにはなり得ないでしょうか。