ハイマー製 「エアーズロック」の魅力
日本よりもキャンピングカーの歴史が長い欧州を代表するビルダーの一つが、「ハイマー」で
す。
どちらかと言うと、ハイマー=高級キャンピングカーというイメージを持っていました。
でも実際にどう高級なのかと言われても、そこまで具体的は知りません。
そこで、ハイマーのラインナップの中でも、下から2番目にコンパクトサイズの「エアーズロック」をとりあげて、その魅力を紹介してみたいと思います。
エアーズロックの外観は、前面から迫り上がるような迫力あるデザインが目につきます。
実は天井部分がポップアップして、2名分の就寝スペースにも活用できます。
ただ、最初に誤解なく説明すれば、全幅2メートルオーバーですし、全長も5メートル40センチとコンパクトサイズといっても十分に大きなサイズです。
モデルのよって配色の違いがあり、受ける印象は別の車にも感じるほど異なります。
イラストに描いたのは、ハイマーとチャムスがコラボしてモデルで、外装には多くのロゴが描かれていました。
一見するとポップな印象ですが、国産車にはない洗練されたデザインがあります。
車内へのアプローチは右側から。
日本の道路事情を考えると、居住スペースに乗り込む際は左サイドからの方が便利です。
この辺りの違いは、欧州車らしいテイストとしてプラスに捉えましょう。
右サイドのスライドドアを開くと、そのには2口コンロとシンクを備えたキッチンスペースがあります。
冷蔵庫もあるのは便利でしょう。
さらに、欧州車のスタイルとして運転席と助手席が180度回転し、セカンドシートと向き合うことでダイニングとなります。
スモールオフィスとして使いたいこみちの場合、セカンドシートだけでも十分で、テーブルを展開すれば仕事で使うiPad やノートパソコンも配置できます。
また、このエアーズロックのは、トイレとシャワー兼用ルームがあります。
もちろん最後尾にはダブルベッドもあって、その下側が大きな収納スペースなので、機能を割り切りつつも使える装備が満載です。
気になるのは、室内にエアコンがないこと。さらにバッテリー容量が小さ目で、ヨーロッパスタイルで外部電源が得られることを想定しているのでしょう。
逆に道の駅などで電源が確保できない状況になると、車内設備だけでなくキャンプスタイルも導入して車外でも過ごせるスタイルが理想です。
ただ、道の駅などは焚き火もオーニングは禁止が多く、動く別荘というよりも、遊びを盛り上げるアイテムと言えそうです。
ただ、カッコいい。
それだけでも十分かも知れません。
停車させて、イスやテーブルを脇にセットし、買い込んだ食材で食事楽しむ。
もちろん、機能豊かな国産車も頼もしく感じますが、絶妙なバランスのエアーズロックは所有欲をそそります。
スモールオフィスというよりも、自分だけの隠れ家という印象です。
お気に入りの新型サクラと比較して
サイズ感は意外にもサクラの方が小さい(ただし車高はサクラが高い)。
ポップアップの屋根でも、相談すればソーラーパネルを乗せることもできるとか。
でも、新型サクラのようにエンジンを切った状態では、外部電源があった方がよく、キャンプ場などで使用する方が便利なモデルでしょう。
