ランニングでは遅筋ではなく中間筋を使いたい?
筋肉って、特性の違いで速筋と遅筋が有名ですよね。
でも中間筋があるのご存知ですか?
速筋に近いパワーと遅筋に近いスタミナを合わせ持つランニング向きな筋肉なんです。
速筋と遅筋の割合は、なんでも遺伝でその人固有の割合があるんだそうです。
だから、短距離走に向く人とか、フルマラソンに向く人がいるんですね。
例えば、全速力の限界値は割と速筋の限界値。ウルトラマラソンを完走できるのは遅筋の限界値なんて言えるかもしれませんね。
一方で遅筋を優位に使った粘りのある走りでは、キロ4分40秒ペース前後で頭打ちになりやすいです。
これは速筋のようなパワーが苦手な遅筋ではどうしても高い推進力を獲得できないからからだと思います。
ではどうやってより高い推進力を得てランニングすれば良いのか?
それが今回のテーマです。
推進力を筋肉ではなく、アキレス腱に任せる?
筋肉も伸び縮みしますが、アキレス腱も同様に伸び縮みします。
ただ、筋肉と腱は繋がっていて、筋肉が動くと腱は上手く活かせません。
つまり、腱を使うなら筋肉は伸び縮みではなく、腱を使う環境だけにシフトするんです。
例えばランニングをした時、これはこみちが腱の弾性を使えているなぁと思った時のフィーリングですが、接地しても特に足は何もしません。
でも、地面の上で弾んだ体は前に進み、足は勝手にお尻の方へ踵から上がっています。
地面から前に振り出すのではなく、もう半分くらい戻っている足を前に振り出すのでかなり力を使いません。
しかも、推進力を得るために地面を蹴ると足は後ろに流れますが、もう半分戻った状態なので、前に振り出す時も頑張る必要がないんです。
つまり、腱の弾性を使うと頑張っていないのに進む感覚になれるんです。
ここが面白い仕組みで、腱の弾性で走ると心拍数も上がり難いです。
それは、筋肉で強引に推進力を作る動きが減るので、呼吸も乱れにくいからです。
どうすれば腱の弾性が使えるか?
大原則は、筋肉で頑張って動こうとし過ぎると、腱の弾性を活かしにくいということ。
例えば接地した時に、骨盤が崩れてしまったり、膝関節がグニャと曲がったり、力が加わった瞬間に「潰れた」ら、腱の弾性は働いてくれません。
だからこそ、体幹を鍛えて接地で潰れないようにします。
地面を蹴るかどうかではなく、接地で潰れずに自身が一本の棒のように地面でポンと跳ねるような存在になります。
例えば、自分よりも前に足を着くと、棒になった自分は後ろに跳ね返されます。
それでは上手く走れないので、接地は真上から。
イメージとしては上から落ちて、ポンと前に飛び出す感覚です。
だからこそ、振り出した足は絶対に前に伸ばして接地ではなく、振り戻しながら接地したいんですよね。
これらの動きは全部、筋肉ではなく腱を推進力にするための環境を作り、筋肉も走るためではなく弾むために使いたいからなんです。
こみちのランニングでの実感ですが、ケイデンス185まで上げるとやっぱりキロ4分ペースにはなってしまいます。
しかも心拍数が130台というのがポイント。
心肺が鍛えられて強くなったのではなく、息が上がる動きは減ったので楽に走れるんです。
この「なってしまう」がポイントで、筋肉で走るともっと心拍数が爆上がりするのに、腱反射ならそうならないのに速く楽に走れます。
腱の弾性がそんなに楽に走れるなら、もう頑張って地面を筋肉で蹴ろうとは思わなくないですか?