amazfit gtr4をランニングウォッチとして使ってみて

 約一年前から愛用して

こみちは、amazfit gtr4を約一年前からランニングウォッチとして使っています。

複数の衛星を使って測位する位置情報も、十分に満足できるレベルです。

もちろん、全く誤差がないという話ではありませんが、ランニング用途で使っている限り、特に不満を感じたり、困ったりすることはありませんでした。

評価できるポイントは、朝から夕方までランニングを続けても、その間の測位を連続使用できるだけのバッテリーが確保されています。

ペースにもよりますが、80キロから120キロくらいの距離を安心して計測できるという感じでしょうか。

もちろんバッテリーを長持ちさせるために測位する衛星を制限したり、測位する間隔を開けるなどしない場合の話で、測位のタイミングを間引けばさらに長い時間使えるでしょう。

あと、購入前に気になっていたルートナビゲーションですが、この機能を使うにはスマホにインストールした専用アプリにgpx ファイルを取り込み、それを時計側に転送することでランニング時に用意したスタートからゴールまでのルートを一本のラインで盤面上に表示でき、これを目安に現在地とのズレから位置確認できるものです。

設定によって、例えばコースを逸脱するとバイブで教えてくれたりします。

とは言え一本の線が見えるだけなので、交差点名などが表示される訳ではありません。

例えるなら大海原に浮かぶ舟のような感覚で、東西南北のどの方向に進むべきかくらいが把握できるものです。

実際に50キロくらいの距離をランニングした時も、このルートナビゲーション機能だけで十分に進むことができました。

その意味では、「マップ表示」がなくても大丈夫です。

amafit にも盤面にマップを表示できるモデルがありますが、サイトの情報を見る限りでは地名や近くのコンビニや駅などを検索しナビゲーションしてくれるものではなさそうなので、あくまでもルートナビゲーション機能にマップの背景が表示されるというものでしょう。

もちろん、土地勘のない場所を50キロ、100キロと走るような場合、橋のある場所などを事前に知れると便利です。

ただ、長距離ランニングで求める機能としては、何らかの理由で走り続けられないような状況に遭遇した場合に、駅までの最短ルートを確認できることはとてもありがたいものです。

他社のマップ表示を持つモデルでも、amazfitのモデル同様に「背景」として表示できるものも多く、ある意味で現在地から駅やホテル、橋などを検索したりできるモデルはかなり限られます。

こみちもgtr4でルートナビゲーション機能を使って土地勘の薄い場所をランニングした時に、たまたま工事現場と重なったことがあって、示されたルートが使えないというアクシデントに遭遇しました。

何となく迂回路を走ってみたのですが、運悪くその工事現場にまた導かれてしまうということがあって、現地で別ルートを見つけることがとても大変でした。

例えば、このような状況に陥った時に、背景にマップが表示されると、どこまで離れれば迂回できるのかが大まかでも確認できます。

その意味では、出先でマップ検索でき、電話連絡可能なスマホに取って代わるほどの機能ではありません。

ランニング中に、背負ったリュックからスマホを取り出すのさえ億劫に感じるので、どこまで手軽に行える方が便利なのかということでしょう。

登山のような場面では、スマホの電波が届かないことも起こり得ますが、その際には腕時計タイプのナビゲーションに頼るだけではなく、衛星回線を使って測位できるgpsレシーバーを使うことになるでしょう。

いずれにしても、ランニングウォッチだけで100%をカバーすることはできません。

なので、土地勘のあるルートをランニングする場合や、ある程度体力的にも問題のない距離であれば、gtr4のルートナビゲーション機能だけでもかなり頼りになります。

余談ですが、gtr4の機能で、辿ったルートを逆に戻るというものがあって、例えば馴染みの薄い場所に踏み込んだ時に、帰り道は来た道を辿るというような時に安心ですし、軽いトレランで未舗装路を走り回ると見た景色に戻って来ることがあって、そんな時も時計のルートを見ると走った道のりを再確認できたりします。

amzfit gtr4は完璧ではありませんが85点くらいの出来で、減点した15点に関しても欲を言えばというものです。

価格と機能のバランスに優れているので、初めて使うような場合には満足できるでしょう。

もしも次に買い換えるとしたら、同じくamazfit から選ぶか、もう少し長距離ランニングに長けているモデルから選ぶでしょうか。




こんな記事はいかが?