今日のランニングは休みですが

 昨日の10キロ走で何が変わったか?

今、なぜか右前腕が筋肉痛です。

ジッとしていても、筋肉痛を感じるくらい。

理由はきっと久々に走った10キロ走で、腕を振っていたからだと思います。

あとは、左の膝に少し痛みというか、疲労感が残っている感じですが、まぁ気になるというレベルではありません。

でも、腕はめちゃくちゃ痛いです。

暑さもあったと思いますが、10キロの距離をたとえ遅いペースでも走り切ると、やはり体力はかなり消耗するみたいです。

アプリにある運動量からポテンシャルを計測する指数によると、現状、かなり「運動のし過ぎ」と言われています。

EPOCという数値なのですが、こみちの体力的には1000くらいが練習効果が期待できる上限なのですが、現状は2000を超えています。

今日もランニングは休みですが、代わりに約6キロ前後のウォーキングをするので、全くの休暇ではありません。

ほどほどが良いのは理解しているつもりですが、ついつい走り出すと欲が出て、もう少し走ろうと思ってしまうのがいけないようです。

理想のランニングスタイル

何種類があるフォームの中で、最も練習したいのが「着地した足を前に振り出す意識」で走るフォームです。

この意識が持てる時は、無駄のない着地と離陸が素早くできています。

「抜けが良い」というか、足の動きがスムーズです。

イメージとしては、グィーン、グィーンと股関節が前側に動き、その動きに膝頭が同調し、膝下も振り出せます。

テンポを変えれば、ペースも上がっていきます。

ポイントは他にもあって、股関節主導に動かすということで、全身の筋力も使うことになります。

なので、足で走っているのに、疲れるのは腕や背中ということもあります。

走るに当たり、最も疲労感が残る部分が疲れを感じるからです。

例えば、理想的なフォームでしっかりと走った時に、やはり大臀筋が疲れます。

本来なら左右両方が疲れるはずですが、こみちの場合は左だけ。

つまり、右の大臀筋を活かせていないということです。

右の腓腹筋を庇っているというのもありますが、左右均等に筋群を使えるフォームで走るのは簡単ではありません。

ただ、こみちは元々が左利きで、軸足は右足。

スタートで一歩目の加速は大体が右足を軸に左足を振り上げるところから。

でも、足を庇っているので、一歩目というか、右足は加速ではなく、着地する意識と離陸させることだけを意識していていて、その間の動作の中にポイントを作っていません。

つまり「反発」を意図的に作らずに、スッと抜いています。

でもそれがかなり難しい動作で、踵で着地しながら走る時と比較すれば、接地時間は100分の1くらいのイメージで、足の裏全体で着地している時と比べても10分の1くらいです。

パン、パンと跳ねている感じが残るくらい、空中移動を絶やさないために時々足が着いている感覚です。

つまり、「地面を押す」というような意識や「真下に着地」ということも意識はなくて、地面に触れられるポイントは一瞬だけで、それを維持するタイミングだけを考えて走ります。

この感覚で走れると、ゆっくりのつもりでもキロ4分前半にはなりますし、リズム次第でキロ3分前半にもなってしまいます。

バイクや車で中間加速する感じでアクセスを踏み込むように、足を動かすことでそのスピードが出てしまいます。

「空中移動」している感覚です。

一昨日、少しそんなフォームを意識した走りが体感できたのですが、翌日の昨日、全身が疲労していました。

そして、10キロ走だったので、いい意味でペースは遅かったですが走り込む練習ができたように思います。

ここまでの個人的な気づきを書き残すと、フォアフットの意識とかストライド幅を広げる意識は、理想とするフォームを実現したら、結果的にそうなるしかないという感じです。

よく「真下に着地」という言葉があって、それはどこのことなのかという疑問がこみちにもありました。

でも、「どこが着地ポイントなのか?」ではなく「このポイントでしか着地できない」と意識が変わります。

体がより速く前に移動しているので、足を地面に着けていられる時間は一瞬なので、前でも後ろでもいいとはなりません。

例えば、膝を傷めやすい前での着地をした場合、ある程度まで速く走れてもある程度でスピードを上げられなくなります。

その時に、フォームを見直す時期が来て、「足を前に出すこと」が悪いのではなく、「体が移動していないこと」がダメなのだと気づくでしょう。

つまり、ランニングである限り、後ろ側の足が長く接地していると、前側の足を前に出すフォームのままなのです。

ということは、「前に出すこと」を止めるのではなく、「後ろ側を早く地面から離すこと」が必要です。

結果的に、空中移動している時間を伸ばすことになって来て、さらに接地のタイミングも自ずと決まって来るはずです。

見える部分だけを真似ても、同じ動作にはならなくて、でも理屈が同じならスピードやパワー感は違っていても、不思議と似た動きになります。

例えばランニングでお尻に踵が当たるほど持ち上がる動きも、上げるとか下げるではなく、速度が上がるとお尻に当たってしまいます。

むしろ、それを抑えるために、腸腰筋を使って股関節から足を振り抜き、いかに速く前に振り戻せるのかを考えなければいけません。

それこそ、キロ3分中盤くらいになると、当たることを意識している余裕がなくて、ただただリズムに遅れないように振り出す意識しかしていません。

それがキロ4分台、キロ5分台とスピードが下がれば、それだけ自由度も増して、お尻に当たるとか当たらないと考えられます。

余談ですが、例えばAIの技術を使って、上級者の意識を疑似体験できたら、運動や学習効果は一気に向上するでしょう。

実際には連動していなくても、股関節から振り出す意識を体験できれば、どう体を動かせばいいのかが分かるからです。

こみちの場合は、上級者のフォームを観察して、どこを意識している結果なのかを追っていたら、現在の理想のフォームに行き着きました。

少なくとも、そのフォームで走れば、こみちのパワーでもキロ3分20秒くらいまでは出せているので、それこそそのフォームを維持するトレーニングを増やせば、かなり速くランナーになれるはずです。

でもそれを焦って追いかけてしまうと、故障やケガを招くので、もっと真似やすいフォームで走る経験もしないと先には進めません。

例えばサブ4目的なら、そもそも理想的なフォームを学ぶ必要もなくて、持久力を向上させることに全振りした方がいいはずです。

また、3000mや1500mのような距離では、全身を効率的に動かすフォームよりも、パワー感を意識した方が結果に繋がる気がします。

瞬発力の方が大切になると思うので、ポンポンと弾む意識が学べたら、筋力トレーニングに移行した方がいいと思います。

こみちの場合、時にはキロ3分ペースまで上げるポテンシャルを持ちながら、でもキロ5分ペースでランニングをして、キロ7分ペースで長く淡々と走れるようになれたら、それが目指すランニングスタイルなのかもしれません。



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