初心者ランナーが悩む「ひざ痛」を考える

 なぜ「膝」が痛くなるのか?

着地の衝撃で痛くなることが多い「膝」。

その原因をもう少し調べると、中級者以上のランナーは膝を傷めないように走っている。

最も異なるのが着地するタイミングで、中級者は一瞬だけ遅い。

初心者ランナーはランニング中にしっかりと踏み切れないことで、接地するタイミングが早くなり体がまだ後方に残っている状況で着地してしまう。

それが一因となって、つんのめるように膝関節に負担を強いる。

「膝」を痛めないために

最も簡単な方法は、ランニングではなく、ウォーキングにすること。

ダイエット効果を目的とするなら、あまり心肺機能に負荷が掛かる運動よりも、有酸素運動というもう少し負荷の少ない運動が良いとされるので、「早歩き」でも十分に効果が得られるという。

でも、ランニングを目指すのであれば、膝を痛めないためにも「フォーム」を作ることから始めるべきだ。

ポイントを挙げると、「常に前足となる側に体重を乗せながら走ること」に尽きる。

その理由は、膝を痛めてしまうのが前足に体重を乗せるタイミングが遅いから起こるからだ。

だから着地した瞬間に、遅れることなく体重を乗せることができる「フォーム」でなければいけない。

イラストのような姿勢になるのは、着地した軸足に体重が乗っていることで、膝関節をつんのめるように圧迫させないで済む。

言い換えると、左右の足でイラストのような姿勢を交互に繰り返すことができれば、膝の痛みも驚くほど少なくなる。

個人的には、キロ5分ペースで走れなくてもよくて、何より心地よく走り、適度に汗をかいて運動習慣が身につけば十分だと思う。

こみちも疲れている時などは、意図的にペースを落として走ったりもする。

キロ7分とか8分とか。

逆にキロ10分になるなら、歩いてもいいと思う。

早歩きすれば、キロ12分くらいになるからだ。

ゆっくりと走る時も「フォーム」だけは大切で、いかに膝に負担を掛けない走り方になっているか注意したい。

最初は歩幅が80センチ前後でも十分なので、イメージとして前に出した足の裏に体重を乗せる感覚を意識してみよう。

前に振り出して、その足に乗り移る。

そんな感覚になるはずだ。



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