いわゆる「中級者」のランナーになる条件を考えてみたという話

 市民ランナーの範囲では

例えばこみちのように10キロ走で50分くらいのタイムのランナーが、40分くらいになると「中級者」になるのだろう。

個人的には何分だからという分け方ではなく、「ランニング」で言えば理解度と再現性のレベルで判断されるべきだ。

いわゆるジョギングは、心地よく走れるテンポを指す。

ペース走では、一定の速度を保って走るランニング。

タイムアタックは、「時間」をより短くできるように走ること。

このように、ランニングと言っても、その内容は同じではない。

こみちの場合、最もダッシュして到達できるのはキロ2分35秒ペースで、ランニングの範囲でハイペースで走るとキロ3分20秒〜40秒ペース。

ペース走ならキロ5分ペースで、ジョギングはキロ5分20秒くらいが心地いい。

しかし、これらの目安も、ランニングに対する理解と上達度で変化して来た。

体力が増せば、ハイペースで走るペースはもう少し縮まるだろう。

初級者のこみちが思う「中級者」の条件

単純にキロ3分台のペースで走れるから、中級者なのかは判断が難しい。

キロ6分台の初級者でも、スピードが出せるシューズを使うとキロ4分台で走れてしまう。

理由は単純で、ランニングで重要なストライド幅がシューズによって補てしまうから。

本来なら、ストライドを伸ばせる理解と技術力を身につけて中級者になって行く段階が、近年は飛ばせてしまえる。

特にトラック競技もしている陸上選手とは違い、フルマラソンのような「ロード」のみのランナーの中には、ペースとフォームが著しく乖離して見える人もいる。

つまり、ランニングの技術がなくても、シューズがそれを簡単に補ってしまうからだ。

以前にも書いたけれど、キロ5分ペースはかなり大変だと思うレベルだ。

でも、ランニングを始めて2月もしない内に走れているランナーをよく見かける。

ケイデンスの感じとストライド幅を想像して、時々本当にキロ5分ペースになっているだろうかと思う。

もしも本当になっているのなら、ストライド幅がどれくらいになっているのかと思ってしまう。

どこで地面を蹴って、推進力を得ているのか。

最近、フォームをしっかりと作れば、キロ3分台も難しくなくなった。

しかしそれは、推進力を発揮させるポイントを知り、ランニングでそのポイントをキープさせているからだ。

でも、どこで推進力を得ているのかがスローモーションで見てもわからないランナーも多い。

例えば、トラック競技でキロ3分台で走れるレベルの人は中級者と言えるだろう。

一方で、カーボンプレートの入った厚底シューズで同じペースを出せても、推進力を発揮させているのはランナーだけではなく、シューズの恩恵も大きい。

実際、陸上選手たちは長靴でもキロ4分ペースで走れてしまう。

それはつまり、パワーポジションの理解して走っているからだろう。

一概にペースだけで中級者と判断できないのは、それだけ履いているシューズの影響がタイムに関係して来るからだ。

その意味で、やはり「乗り込み」を基本から理解して、その技術を使って走れる人は段々と中級者になって行く段階だと思う。

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