ランニングで初めて「腹筋」が痛くなったという話

 ランニングフォームの上達度合い

初めてのランニングから、段々とランニングに慣れ、体の動かし方を覚えていきます。

その過程の中で、着地した瞬間の姿勢が特に重要だと思っているのですが、軸足の安定と遊脚の振り出しが目下の課題になっています。

一方で、着地時点での課題はもう一つあって、それが腹圧と背筋のバランスで、別の言い方をするなら、腸腰筋と臀筋、ハムストリングなど股関節周りの筋肉の活用です。

スピードトレーニングを集中的に行うと、腰の痛みを感じることがあります。

原因はいくつかありますが、ランニングフォームの不安定さも一因でしょう。

例えばキロ6分ペースで走る時と、キロ4分ペースで走る時とでは、接地時間が異なります。

それだけ空中動作が大切で、地面から確実に反力を得られないと足で地面を掻いたり押したりと余計な動きを招きます。

タイミングを外さないように、遅れないようにと焦るあまり、結果的に反り腰になってしまうと腰痛が起こります。

こみちの場合、反り腰も一因ですが、さらに遊脚の振り出しで無駄な力が腰に掛かっているのかもしれません。

骨盤の裏側には臀筋があって、さらに前側には腸腰筋があり、姿勢の維持に働きます。

もちろん太ももが前に振り出される時に、腸腰筋が活躍するのですが、それは同時に腰から背中に続く背筋によってもカバーされています。

背筋の弱さを補うために、反り腰になってしまうのでしょう。

また、着地時に素早く腰を安定させるために腹圧を使いますが、強く何度も掛けることで、腹筋に痛みが生じます。

暑さもあって、水分補給していても黙々と10キロ、20キロと走れません。

今朝も歩きを含めて9キロでした。

5キロ走を約キロ5分30秒ペースで走り、残りは短距離ダッシュとジョグです。

股関節周りのストレッチを行った結果、例えば5キロ走のラストスパートで、キロ3分55秒まで上げられました。

ランニングの中では、上げてもキロ4分前半くらいだったので、キロ3分台に入ったことは収穫でしょう。

また短距離ダッシュでも最速区間ではキロ2分35秒ペースで、50m走でも7秒台になるので、なかなか効果があるのではないでしょうか。

キロ〇〇ペースというのは、走る季節や時期、場所や天候などで全く異なります。

厚底シューズのレビューで、キロ6分ペースでジョグされる人がキロ4分30秒でも気持ちよく走れてしまうという話で、誰かにとっての「キロ〇〇分ペース」だとしても、その数値だけを自分と比べても意味がありません。

タイムだけを上げるなら環境を整えることが大切ですし、練習の成果を上げたいなら、多少のバリエーションがあった方が良くて、肝心の時にその練習が生きてきます。

こみちの場合は、自分の運動能力の向上が目的なので、運動部の人や過去に競技をされていた方から見れば、大したタイムではないはずです。

でも、以前ならできなかったことが、段々とできるようになる過程が面白いので、それこそ自己満足でもいいのだと思います。

今朝のランニングで初めて腹筋が痛くなって、それが理由で腰回りの体幹が向上しているなら、個人的に嬉しいという話でした。


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