amazfit gtr4で「ルートナビゲーション機能」が使えるのか?
結論を言ってしまうと、競技として本格的に使いたいならgarminを選んだ方がいい。
ただ、近所を歩いて思うのは、gtr4の最も精度の高い測位システムはかなり優秀だった。
もちろん、1メートル誤差もないというレベルではなかったが、それでも実質的に5メートルというレベルでは信頼できる結果だった。
なので、ルートナビゲーション中にコースを逸脱したということは、gtr4の盤面でも気づくだろう。
つまり、トレイルのレースなどロスタイムをしたくない状況では当然不向きだが、行き先の方角に進めているかいないのかという認識では活躍するだろう。
ただ、盤面に表示されるルートだが、50メートルの距離が最大でも1センチ程の大きさまでにしか拡大できない。
それでも住宅街の入り組んだ道で、ある程度の予測ができる程度にはルートを探せると思うが、慣れも必要だろう。
3万円のGTR4と6万円のgarmin 265の価格差は、競技としてナビゲーション機能を求めるか否かで判断した方がいい。
先にも触れたが、盤面に表示されるルートがもう一段階拡大されて、25メートルが1センチくらいになり、曲がり角までの距離を表示できたら、コスパにかなり優れていると言えただろう。
例えば、移動距離が50キロ以下のランニングよりも、100キロの自転車移動で使う方が、gtr4のルートナビゲーションとして合っているかもしれない。
目的地の概念として、〇〇町〇〇番地を目指すよりも、〇〇町くらいまでたどり着ければいいというようなナビゲーション機能だろう。
事前の設定で、コースから20メートルズレるとアラートを出してくれるが、その表示を一度消すと再度警告がなかった。
ただ盤面に表示されたラインからズレているのが目視で分かるので、そこで立ち止まって正しい方角を再認識してコースに復帰することになる。
もしもデバイスを持っていないと、それこそコースから延々と離れてしまうから、その意味では保険として使えるだろう。
もう少し補足すると、iphoneではなくandroid のスマホを持っているなら事情は違って、例えばスマホのマップ機能を時計の盤面に表示させることができるらしい。
さらにその場、曲がり角までの距離も表示可能で、garminの場合と遜色ない使い勝手になるそうだ。
ただこみちの場合はその手段が使えないので、時計単体での表示にこだわった次第だ。
例えば100キロ先の目的地を目指すなら!?
このgtr4でルートナビゲーション機能を使うだろう。
しかし念のためにスマホでもルート検索し、イヤホンで音声ガイダンスを併用し、バッテリー不足を補うなら携帯型のバッテリーを持参するという感じになる。
ただこれまでの経験から、10時間程度の移動ならスマホの充電は持っていたし、このgtr4もバッテリー持ちは良さようだから、予備バッテリーまで必要ないだろう。
キロ6分で走り続ければ、1時間で10キロになり、10時間で100キロという試算ができる。
つまり、その辺まではスマホとgtr4の併用で十分にこなせそうだ。
旅ランにアクシデントが一切ないのも楽しくなないと思うことで、gtr4でもいいじゃないかと思えてくる。
さらには、もっと将来的に高精度なデバイスが欲しいと思った時に、265ではなく、965やさらにその上のenduro2、coros vertix2のような時計に変えればいい。
1日経っての満足度としては、ルートナビゲーション機能に関して60点から70点くらいではないかと思う。
もしも同じようなことを考えている人がいたなら、参考にしてもらえたら嬉しい。