ベラトールが全勝したけれど
昨晩、開催されたRIZIN40を観ただろうか。
国内では、プロ格闘技もエンターテイメントで、強いだけではなく、個性を出してキャラ作りが求められるようになった。
ライジンも他の国内イベントと差が感じられず、見方によっては強さなど意味がないようにも映る。
しかし、ベラトールと対戦してRIZINははっきりと格闘技の方向性を示すことができただろう。
特に最終戦だったAJマッキーと戦ったサトシの姿は、向上することの素晴らしさをファンに見せることができた。
見方によっては勝ったのではないかとも感じたし、あの最強ではないかと思ったサトシを持ってしても、互角戦い、試合では判定勝ちしたマッキーという存在がまた格闘技の奥深さ、極めることの難しさを教えてくれた。
結果としては敗戦に終わったけれど、全く肩を落とすことはないと思う。
何なら、エンターテイメント的に進もうとした格闘技が、やはりプロフェッショナルなもので、競技に真摯に向き合うことで魅せられる本来の魅力が伝わったのではないだろうか。