「車旅」チャンネルをYouTube で流行らせたいなら

 「視聴されること」がすべて?

YouTube の価値を「視聴」に限定するなら、「見てもらえる」を最優先してコンテンツを作るべきです。

男性よりも女性の方が潜在的な視聴数が見込めるなら、動画には女性を登場させるべきでしょう。

一人がいいのか、二人がいいのか、さらに三人四人と増やすことでより魅力的になるのか。

視聴による収益を考えると、出演者が増えるとそれだけ一人あたりの利益は少なくなります。

その意味からも、登場人物は一人又は二人、夫婦やカップルよりも、女性二人旅の方が視聴されるはずです。

温泉紹介や浴衣姿での夕飯などのイベントを盛り込めば、コンテンツとしても盛り上がりになるでしょう。

その意味では、「車旅」もキャンピングカーを買って、車中泊してという内容にこだわるよりも、「視聴されること」ために特化するべきです。

カップルで始めた「車旅」を紹介する?

編集にも凝って、お洒落なイメージで夫婦の惚気話を前面に押し出されても、なかなか視聴したいとは思いません。

異性の視聴者からすれば、同性の存在は醒めてしまうポイントになるからです。

ではカップルや二人という登場人物での動画は、どんなテーマを扱うといいのでしょうか。

夫婦が同じ時間出演する回と、夫又は妻がメインの回を作り、それぞれで色味の異なる内容を扱うのもありでしょう。

イメージとしては夫はDIY、妻がクッキングみたいに棲み分けて、より広く視聴者を集める作戦です。

こみちにも可能性がある車旅チャンネルの内容とは?

口下手なこみちにもできる車旅チャンネルは、とにかくコメントをもらえるように心掛けるチャンネル運営を目指すこと。

お洒落で凝った動画を作るよりも、シンプルな構成でもいいので、「共感」してもらえるポイントをより多く盛り込むことです。

例えば車中泊をしている動画では、画面に向かって「ちょっとトイレ行ってくる」というシーンまで含めることで、良い意味でダラダラと視聴できるのではないでしょうか。

少し以前なら、全国を巡るという醍醐味が車旅にはあって、それをどう活かせるのか考えたこともあります。

しかし、情報として有益でも、時が経てばその根拠も変わってしまうはずで、バラエティーという枠組みで、妙にドキュメンタリーを気取る必要はないと思います。

それこそノリとしては、snsで知り合った人を招いて、一緒に夕飯の買い出しから料理作り、飲みまでして、プライベートではなくとも、たわいない話をするという内容も、唯一無二の動画になるでしょう。

でも、YouTube でも人気がある「街録チャンネル」さんみたいに、その人の人生に踏み込むことができたら、それこそ「車旅」という枠など必要なくなります。

本来なら、物理的な時間や距離の概念を無視できるのがインターネットなので、車旅での「移動」や「時刻」という縛りは、演出上でも扱いが難しい部分もあります。

東京を出て、北海道を目指して高速道路を走るとしても、実際に移動していれば、長い乗車で腰も痛くなって、休憩場所として立ち寄ったサービスエリアで、ブラブラと買い物をするのも気分転換になります。

ところが、視聴者にとっては移動中の動画は5秒10秒の時間に過ぎません。

画面的には、車内の運転席や窓ガラス越しの景色を延々と見せられるよりも、船や飛行機、電車での移動のように、画面に映る風景が変化した方がよほど見飽きません。

ほぼ車内しか映っていない車中泊なら、それこそ自宅の駐車場でも良いわけで、料理や語りが面白ければ、それこそ遠くに行かなくても、視聴してもらうことはできるでしょう。

「ガレージで車中泊チャンネル」にすれば良いからです。

「ガレージかよ!」でも興味を持って見てくれたら、それがきっかけで視聴されるかもしれません。

なぜ「旅なのか?」という部分で、旅を通じて成長する様を届けたいということなら別ですが、チャンネル運営を主目的とするなら、妙に縛りを設けない方が良さそうです。

男一人なら、キャンピングカーを用意するよりも、全国にあるスナック巡りをして、例えば肉じゃがとか、ご当地のグルメとかを紹介しても面白いでしょう。

「ママに告白のコーナー」では、ママやチーママに「愛してます!」と告白をし、お決まりの「ごめんなさい」をもらうという決め事も作ります。

勢いで、「ママの朝ごはんのコーナー」や「一緒にデートしましたのコーナー」など、たわいない内容でも、「馬鹿やっているな」という感じで見てもらえる可能性があります。

これを、「今回は〇〇の駅を訪れました」で、道の駅の紹介や車中泊の様子を伝えても、それこそ美女が出演している同じようなチャンネルには視聴数で上回ることはできません。

結局のところ、「遠くへ行きたい」や「ぶらり途中下車」などの番組を見本に、同じような内容をリメイクするのが、視聴数を稼ぐ秘訣でしょう。


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