YouTube チャンネルで「メインテーマ」は大切
「メインテーマ」とは、チャンネル運営の基本指針を決めることでもある。
どんな人が視聴者と想定し、どんな内容、どんなポイントに魅力を感じてくれるのかを予め検討する。
例えば、チャンネル運営者が女性だった場合、同性はもちろん異性からの視聴も期待できるから、動画の内容や演出なども既に人気チャンネルを参考にすると分かりやすいだろう。
しかし、男性がチャンネル運営者となり、しかも単独で全てを行うつもりなら、視聴してもらうためのメインテーマがより重要となるだろう。
「メインテーマ」をいろいろと考えてみよう!
今回は男性が運営する場合に限定したい。
そこで、これまでの成功例から派生させた「メインテーマ」を挙げるなら、一旦、既成のキャンピングカーを選ばないところから始めたい。
狙い目となるのが、商業用の軽自動車で、例えば軽トラックや商業用のバンタイプである。
中古車で、ボディーカラーは白がシルバー。
その意図は、男性視聴者にも親しみやすい「カジュアルさ」を優先させたいからだ。
その際、DIYなどができるなら軽トラックの荷台に小屋を作り旅に出たい。
作るまでは難しい場合は、スズキのエブリィのような軽自動車のバンを選択し、内装を工夫することで自分だけの旅車を作りたい。
もしもこみちがそんなチャンネル運営を企画するなら、撮影機材にはスマホと360度カメラ、さらに一眼レフカメラを使う。
どうしても画質面では360度カメラに不安も残りけれど、単独での撮影を重視するなら、一回でより広範囲を撮影できることにメリットを感じるからだ。
そして、画質面の不安を拭うために、スマホや一眼レフで補う。
さらに動画撮影の幅を広げる目的で、折り畳み自転車も選びたい。
結果的に車中泊をすることもあるが、基本的な目的は「車中泊」にはしない。
その前提で、メインテーマを考える。
大きく分類すると、「街」に対して観光目線か移住目線か、さらには知識や散策目線もあるだろう。
観光目線なら、エリアを設定し、「訪ねる」「体験する」「食べる」などからポイントを見つけて、仮想のデートプランを作っても面白いだろう。
正解としてのコメントではなく、男性が勝手に独断で判断したコメントで、例えば「訪ねる」として立ち寄った観光地の印象をあれこれと解説してしまう。
「イベントも多いし、女性も喜んでくれそう」だとか、「子どもはなかなか帰ろうと言わないだろうなぁ」とか、どんなグループで行くと楽しめるのかをしっかりと伝える。
移住目線で撮影するなら、いくつか選んだ物件を基点にして、そこでの暮らしを勝手に考える。
例えば、千葉県のある都市を訪れたら、街を散策して不動産屋やサイトで物件を探す。
可能なら、実際にロケの交渉もして、物件を撮影させてもらってもいい。
病院やスーパー、銀行や小中学校など、もしも住んだとしたら、どんな生活になるのかを散策しながら撮影する。
さらに、その街について市区町村の役所で話を聞いてもいいだろう。
知識や散策を主軸とするなら、車移動だけでなく、自転車移動や公共機関などもいとわない。
ダホンのダブプラス軽量の折り畳み自転車なら、輪行用のバック込みでも10キロ以下なので、散策用途にいろいろと活躍してくれるだろう。
観光目線や移住目線との大きな違いは、「街」を歴史や文化的側面から捉えること。
街の成り立ちに関わる情報をできるだけ集めて、その現場に行ってみたり、体験してみたりして、視聴者にも一緒に街散策を体感してもらう。
とは言え、あまり堅苦しい内容を想定していなくて、派生的に考えると「夜の繁華街」を体験するというのも一択だし、同じ繁華街でも早朝をテーマにしてもいい。
河川にこだわって、源流から下流までを辿るとか、同じ視点でも「河川」ではなく「河川敷」を扱うこともできる。
川沿いの街を散策してもいいし、終着駅がある街だけを追っても楽しい。
路線バスに乗ってみるとか、終電、始発の駅周辺を歩いてもいい。
探してみると「メインテーマ」となりそうなネタはまだまだたくさんある!
さらにどんな撮影をして、どんな動画に仕上げるのかを吟味していけば、「車旅」チャンネルというカテゴリーでも、期待が持てるチャンスがあるだろう。