「車中泊」を旅チャンネルと考えた時に
今日、久しぶりにドライブをして、ふと立ち寄った道の駅で、改めて「車中泊」というスタイルを考えていました。
「旅チャンネル」でメインテーマを掲げるなら、治安のいい、どこに行っても同じような暮らしが手に入る国内で、全国を巡る意味や目的をどうコンテンツに載せられるのかと悩みます。
そこで、例えば「地方のスナック」を巡る旅チャンネルを考えた時に、都内とは異なる地方のスナックをどう視聴者に向けて紹介できるのでしょうか。
もちろん、スナックを特産物や祭りなど、変更するのは構いません。
しかし何を選んだとしても、その魅力にどうアプローチするのかが大切なのは同じことでしょう。
一方で、魅力的な女性なら、スナックの魅力を考えなくても、その女性が画面に映っているだけでも視聴数を稼げます。
それは、男性ではできない武器ですし、魅力的な女性が持っている特典です。
しかし注意点もあります。
それは、最近よく見るアイドルグループの乃木坂46で、卒業を決めてグループを離れることに決めた女の子たちのその後です。
卒業後も芸能界で活躍を続ける人もいれば、アイドルグループの離脱で芸能活動も辞めてしまう人もいたりして、アイドルとして求められたニーズから、また別の目標を立て直す時期を迎えた時に、あれだけ輝いていた彼女たちでさえ、いろいろと悩んでいることが分かります。
つまり、若い時なら、旅チャンネルとして、全国の温泉地を泊まり歩いた動画でも、視聴回数を集められるのですが、ある時を境に同じような内容のもっと魅力的な女性に視聴数を奪われてしまうということが起こります。
理由は簡単で、視聴者が求めるポイントが似ていて、それは割と簡単に奪われてしまうという性質を持っているからです。
「ほんわか」とした雰囲気に癒されると見ていた視聴者にとって、同じようにほんわかとした別の雰囲気がある人が現れた時に、視聴者を奪われないようにと「ほんわか」から少し喋りを増やした時に、それが魅力になることもあれば、イメージとのギャップでさらに流出を加速させてしまうこともあり得ます。
つまり、「芸」というものは、簡単には身に付かず、でもそれは簡単にその人を裏切ったりはしません。
また、「芸」だけでなく、一般人なら「社会経験」なども同様でしょう。
つまり、たまたま「ウケて」人気者になった人は、その人気に甘んじていると、やがてブームの終焉を迎えます。
女性の場合、「可愛いらしさ」からスタートしたなら、その魅力だけで30代、40代と乗り切ることはできません。
アイドルなら30代を境に方向転換が求められるでしょうし、よく言われるのはママタレになって新たなファンを求めることがあります。
とするなら、早い段階で活躍したチャンネルも、10年後はまた変化していないといけませんし、そこでどんな魅力を見つけ出すのかが悩みになるでしょう。
特に、「時間の消費」に対する意識は大切で、このことは「車中泊」をメインテーマにした旅チャンネルにも言えます。
実際に、道の駅で車中泊が禁止されているかどうかということではなく、道の駅という場所で結果的に車中泊するなら別ですが、一週間の7日全てを車中泊するというのは時間の消費にも注意しなければいけません。
今はコロナ禍の影響も残っていて、まだそれでも車中泊に対するニーズはあるでしょう。
しかし、これから5年後も同じようにあるのかというと厳しいでしょうし、実際には数年前に終わっているテーマというべきかもしれません。
まして、これから車中泊の始め方や道の駅での車中泊を紹介し、それに感化されて新たに始める人がどれくらいいるでしょうか。
むしろ、車中泊を続けているいる方に向けた内容を扱うなら違いますが、それこそ今から掲げるテーマとしては難しいように感じました。
「旅チャンネル」をどう作ればいいのか?
ドライブで千葉県の房総を少し走ったのですが、当たり前ながら、その場所それぞれに暮らしがあります。
今日、とてもいい日だった家族もいれば、何かトラブルがあって慌ただしくなった家族もいるでしょう。
でも、旅チャンネルとしてその地域を紹介する時、そこまで住民の目線で映像化することはできません。
景色のいい場所を撮影し、名物と言われる食べものを食し、それで何を紹介できるのかと思うのです。
もしかすると、誰かがそんな未熟なチャンネルでも応援してくれて、細々とでも運営するモチベーションになるかもしれません。
しかし、それはまだまだ趣味として考えることで、本当に世に役立つ内容ではないでしょう。
というのも、「本当に役立つこと」とは、それこそ「芸」や「社会経験」と同じで、無駄にならないことを指します。
そして、「趣味」というのは、どこまで行っても、個人の楽しみを域を超えていないですし、同じことを誰もが始められてしまうものでもあります。
なぜ似たような内容のチャンネルになってしまうのか。
それは、真似しやすい内容を扱っているからです。
いつかも触れましたが、これが海外の何処かの街を散策した映像なら、そう簡単には撮影できません。
しかし、道の駅を車中泊して渡り歩いても、同じように真似することができるでしょうし、逆を言えばそれだけみんなの役に立つ内容にするためには、さらに工夫が必要です。
やはり行き着くのは、「旅人の個性」でしょう。
女性というのも一つですが、旅の目的を明確にするのも一つです。
でも、「女性である」という個性は先程触れたように、10年単位で続けられるものではありません。
一年とか二年とか、その中でさらに新たな魅力を生み出して、継続できる「芸」になるからです。
タレントオーディションに行けば、99%の人が不合格になります。
でもそれは、「個性」という才能が無いことを教えられたのであって、だからこそサラリーマンとして地道に生きることで、継続によって培った社会経験が手に入ります。
「旅チャンネル」ってどうすれば人気が出るのだろうと悩んでいる時点で、実は才能が無い側にいるということかもしれません。
できる人は当たり前の始めて、すぐに人気も出るでしょう。
そしてそんな中でも3年くらいで人気がなくなる人と、さらに魅力的になって行く人とかいるのでしょう。
何も悲観しているのではありませんが、道の駅で車中泊を続けたとしても、こみちの場合はそれで人気チャンネルが作れるとは思えません。
実際、今日久しぶりに立ち寄って、30分くらい施設内をブラっと周り、買い物して帰るくらいがちょうどいいと思いました。