地方再生という視点から「道の駅」を掘り下げてみよう!

 「道の駅」って何だろう?

ネットで検索してみると、「道の駅」は地域の情報ステーションとも言われていて、道路情報をはじめ、地域の歴史や文化を伝達するなど、地方再生に役立つ存在です。

また、「道の駅」の設置者には各自治体が担っていて、場合によっては依頼を受けた第三者機関が運営を行うこともあるそうです。

そんな「道の駅」も、一定の要件があって、その一つが24時間無料で利用できる駐車場などがあります。

要件を満たせると、各自治体の長が国土交通省に申請を行い、登録という形で「道の駅」になります。

「道の駅」も様々!?

無料の駐車場やトイレなどの要件を満たすことで、「道の駅」は誕生します。

その一方で、さらに付加価値を設けて、より集客力を高めた道の駅も増えました。

というのも、道の途中で立ち寄れる休憩所という位置づけもできますが、ドライブの目的地にもなり得る施設にもなります。

従来の自治体主体だった運営を、委託する形で第三者の企業をタッグを組み、週末などは駐車場満車になるほど人気のある道の駅も誕生しています。

「車中泊」で人気の「道の駅」だけど…

地域情報ステーションとして道の駅が誕生し、イベントや飲食店などを併設することで、集客力を増やす道の駅が増えました。

そんな道の駅なら、旅の途中に立ちよりたくもなります。

しかし、「車旅」を長く楽しむ意味では、「客」という立場だけでなく、「パートナー」という新たな関係もあって良いはずです。

というのも地域活性化を目指すことも「道の駅」の重要な目的なので、地域の地場産業に期間限定で雇用されたり、YouTube チャンネルの運営などで宣伝力があればその能力を活かしたりと、道の駅も新たな展開ができるでしょう。

特に、農業などの労働力が不足することもあり、全国自由旅することができる車旅の旅行者なら、不特定な日数で就労できると双方にとってもメリットがあります。

理美容士や介護職など、全国各地に存在する介護施設などで、その経験を活かすことができれば、「車旅」を継続しながら、さらに旅費の足しにもできるのは、道の駅をキーステーションとした新たな就労の出会いの場になるでしょう。

近年、普及が進んでいる「マイナンバーカード」の利用方法として、「パートナーズ制度」を設け、各道の駅での就労をポイントとして加算し、「ビギナー」「メンバー」「エキスパート」のようなランク設置したり、集めたポイントで道の駅の施設をより便利に使える制度が使えたりすれば、道の駅をさらに親しみある場所へと変えられるかもしれません。

「車上生活者」へのセーフティーネットとして

車旅をしている方紛れて、家を失い「車上生活」になってしまった人もいると聞きます。

そんな彼らにとって、就労が生活基盤を立て直す機会となり、例えば道の駅を通じての就労では駐車場の利用や、近隣施設(食事や入浴、洗濯など)を割引で使用できれば、車上生活から抜け出すこともできるはずです。

公的な生活保護制度を利用するまでのステップとして、就労支援を各自治体で行えれば、不足している人材確保、育成にも繋がります。

そんな風に考えると、「道の駅」の可能性はまだまだあって、楽しむだけにとどまらず、共存する場所としても発展できないでしょうか。

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