「 車旅」を意味あるビジネスにするために
どんな車旅をすれば、ビジネスにできるのか考えてきました。
その中で、キャンピングカーの種類や車中泊のようなワードを深掘りしたりもしました。
しかし、考えるポイントを見誤っていたと感じます。
そして新たに気づいたことが、「インバウンド(外国人旅行者)」の存在です。
今後、日本国内の経済力は全体として鈍化することになるでしょう。
かつて栄えたビジネスも人材不足から断念するということも増えそうです。
しかし、これだけ円安が進むと、海外から見た日本で働くという選択肢はどんどんメリットが少なくなっていて、ある意味で「観光業」として海外からの旅行者をもてなすビジネスが必須となるでしょう。
もしもそうだとするなら、「車旅」でもそれらを反映させて、「日本文化」をテーマに盛り込むべきです。
今のメジャーな観光地を巡るという意識ではなく、そこに日本的な文化や特徴が盛り込まれているのかという視点を持つことです。
「日本一周」というキーワードも
日本一周という計画を立てるなら、それこそ都道府県制覇そのものを目的にするよりも、「日本の文化」をさらに掘り下げて、「地域の文化や自然」を取り入れることです。
その目的は、100%国内向けから、国内外向けへとシフトする事で、動画コンテンツも日本語以外の外国語も想定し、又は言語が分からなくても映像を見るだけで伝わる内容を意識することでしょう。
そう考えると、キャンピングカーの種類や装備を動画として扱うよりも、「日本の魅力って何だろう?」という発想が大切になります。
つまり、もうキャンピングカーそのものに強くこだわるよりも、日本らしい文化を映像化することを目指し、その手段として宿泊もできるキャンピングカーを使うという位置付けでいいのかもしれません。
旅費を節約する目的でビジネスホテルを利用するというコンテンツも、使い方という視点で撮影するよりも、「〇〇のビジネスホテルに泊まって」と具体的な例を用いて、そこから巡れる観光ルートや、立ち寄りたいスポットを提案することで、例えば「東京の品川」に来て何がどう楽しめるのかを目指します。
「一万で楽しむなら」とか、「ハトバスのツアーを利用してみる」とか、ぐるっと巡る日本一周ではなく、それぞれの地域を起点に考えられる旅のプランを提示することで、日本に旅行してみたい人や、パックツアーのような旅行ではなく、もっと日本文化に触れたい人向けに、提案できる内容がいいでしょう。