「テレビ」が面白くなくなったと感じてしまう原因

「ウェザーニュース」というYouTubeチャンネルを知っていますか?

「ウェザーニュース」というくらいなので、「天気」に関する情報を提供してくれるチャンネルです。

興味深いのは、「切り抜き」と呼ばれる「チャンネルのコンテンツ」を再編集した専門チャンネルが沢山あること。

実はこみち自身も、本家の「ウェザーニュース」ではなく、切り抜きチャンネルのサムネを観て視聴しました。

多くのチャンネルで扱うのは、本家のウェザーニュースに出演されるキャスターや天気予報士のやり取りをまとめたもの。

美女そろいのキャスターたちは、一般的なテレビ番組のキャスターとは大きく異なり、番組中に私的な出来事やら視聴者から寄せられたメッセージを紹介し、そこにキャスターそれぞれの個性や魅力があること。

そして、ただただ美女たちの祭典ではなく、天気予報士とのやり取りもあって、従来の「お天気情報」ではない取り組みが感じられる。

このチャンネルから思うのは、今の時代、専門的な構成だけでも、エンターテイメントよりにし過ぎてもダメで、「振り幅の広さ」こそが求められていること。

どんな人が「YouTube 」で活躍しているのか?

「秀でた専門性」と「気さくな一面」の両立。

例えば、「美女」であるなら、そこだけで「秀でたい専門性」になり得る。

女優やアイドル並みのルックスの持ち主なら、それこそ画面に映っているだけでも視聴者を集められる。

そこまでは難しい場合、「女性らしさ」をアピールしている人も多い。

肌の露出や、誇張されたボディーライン、メイクなどと共通点もある。

一方で、こみちが見入ってしまうのは、男女問わず「雰囲気」がある人たちだ。

男性なら喋りができて、その道の知識に詳しく、でも周りから少しいじられたりもしていて、どこか憎めない雰囲気がある。

女性でも、キレイな人ならとりあえず一回は見てしまうが、二度目があるかは「面白かった」という印象が残ったかどうか。

「上手い」とか「慣れている」という視点ばかりではなく、「初心者向け」とか「実は聞きたいと思っていた」というような話題にもさりげなく触れてくれたりする。

男女のコンビなら、その両面をカバーできるので、よりリピーターになる可能性が高いと感じる。

あまり観なくなった「テレビ番組」

久しぶりに観ると内容がよく分からないことがある。

というのも、最近のテレビ番組で、画面の前に座り、じっくりと観るということが減った。

いつも「ながら」で、時々テレビ画面に目を向けて、また別のことをする。

つまりあまり込み入った番組構成では訳がわからないと思ってしまう。

それは逆に、テレビから刺激を受けたいということではなく、BGM的に流しているという感じなのだ。

一方でYouTube の番組、もちろんいろんなチャンネルがあるけれど、観ているチャンネルの多くが一回限りが、繰り返し観るかに別れる。

お笑い系なら、格闘技系なら、キャンピングカーなら、そんな感じで自分の見やすいと思うチャンネルが決まってくる。

何より何度も繰り返し観ているから、テレビなら分からなくなってしまいそうな些細な話題でも、「前回からの流れか」と思えるし、何らな前回分に戻って見直すこともできる。

テレビにとって、アーカイブを閲覧できないことは構成面で苦労することになるだろう。

「YouTube 」一択になってしまうのか?

チャンネルの運営が、「広告収入」から「サブスク」に変化した。

ある意味「サブスク」は、従来のファンクラブで、会費制になった形だ。

限られた内容や情報が、よりファン会員の満足感を満たしてくれる。

一方で、広告収入だった頃は、視聴者が利用代金を支払うことはなかった。

繰り返し視聴してもらった場合でも、広告収入なら稼ぐことができた。

メンバー制になって、一番会員数の多いYouTuber は誰だろう。

案外、チャンネル登録者数とメンバー登録者数は比例していないのかもしれない。

幅広く観てもらえたチャンネルから、ピンポイントで応えないといけない運営になると、それだけメンバーからの要求に沿ったチャンネルが求められるのだろうか。

個人であるほど、長期的に運営するのが難しく、その意味ではメンバー制になって人気チャンネルも移り変わりやすいのではないかと思う。


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