キャンピングカー選び
キャンピングカー選びで気になるポイントがいくつかありますが、これまで体験した「ハイエース」の大きさで快適に暮らせるのかということ。
キャンピングカーショーなどにも足を運んで、正直なところ「限られた空間」を上手に使っているなと感心させられます。
例えば、車内レイアウトをデイタイムとナイトタイムで変更できるキャンピングカーの場合、旅先で自分は一度外に出て、ドアを開け放した状態でレイアウト変更をするでしょうか。
キャンピングカーショーなどのデモンストレーションでは荷物もないですし、雨も降っていないので、それこそ最高の状況でレイアウト変更ができます。
しかし、一般の駐車場で、季節や天候を問わず同じことができるのかと考えると、こみちのような小心者は躊躇いますし、人が近くにいるとなおさらタイミングを見失います。
その意味では、キャブコンタイプのキャンピングカーは、常設ベッドもあるので、一日中レイアウトを変更しなくてもいいのは助かります。
ただ街中で見掛けるキャブコンタイプは、それこそ大きいので目立ってしまいますが。
こみちが理想とするキャンピングカー
「車旅」のアイテムとしてキャンピングカー選びをするなら、日中を稼働させられるエアコンとFFヒーターは必須だと思います。
というのも、これは想像ですが、断熱性に優れた外壁がないと天候による気温差が快適さを奪うからです。
しかも、気密性の高さは梅雨時期に「ダニ」などの害虫を発生させるので、家でも環境維持が大変なことを考えると、キャンピングカーにそれを求めることができるのかと思うのです。
それこそ、週末だけとか、一週間だけという期限付きでの使用が前提なら、旅に出る前に準備をして、旅から帰ったらメンテナンスすればいいだけです。
例えば今の寝室に、キッチンとトイレ、日用品を全部運び込んだ暮らしを想像すると、「自由に移動できる」というキャンピングカーの魅力も、移動でなかったら「狭いだけ」の空間に感じます。
ナローのハイエースを見て、住むことを考えた時に「大きい」とは思いません。
できれば1人。多くても夫婦2人が限界の広さです。
それこそ、快適に暮らすつもりなら、nutsのボーダーバンクスのような車格に1人、又は2人で使うくらいがちょうどいいはずです。
でも実物を見ると分かりますが、「家」としては妥当でも、「車」としてはかなり大きいのがボーダーバンクスのベースとなっているコースターで、どこでも駐車できるとは思えません。
つまり、車上生活を尊重すると、自由にどこにでも移動できないというジレンマに陥ります。
それこそロケーションが気に入った場所なら、頻度によってはそこで家を借りるという方法もあるでしょう。
でもキャンピングカーで移動するという可能性を残すなら、「ある程度の車格」に止めるべきだと思います。
そうなると「移動しやすい」ハイエースが候補になるのですが、冒頭でも触れたように「快適ですか?」と思うのです。
今でも、時々、マイカーでぶらっと出掛けて、そこで絵を描いたり、文章を書いたりすることがあるのですが、狭い後部座席でも5時間くらいならこみちの場合は快適に過ごせます。
そんなことをしたいと思う時は天気も良いでしょう。
折りたたみ自転車を乗せておいて、行き先で周辺を散策するという楽しみ方もできます。
そう考えると、家を捨てて車乗生活をするという覚悟でないなら、キャンピングカーであるメリットってどこなのかと行き着きます。
実際、リフレッシュ目的なら、こみちはホテルとか民宿に泊まりたいですし、車中泊できるとは言え「道の駅」で不安な一夜を過ごす方が苦痛です。
だったら家にいたらいい訳で、キャンピングカーってどう使えば良いのか、イマイチ分かりません。
街中を歩いている時のテンションが100で、家でのんびりしている時が10として、マイカーに乗り込んだ時がどれくらいかと考えると、こみちの場合は50以上です。
つまりそれだけ緊張していますし、寛げている訳ではありません。
妻に聞いてみると、30くらいだと答えてくれました。
個人差もありますし、そもそも車中泊を望まない人はキャンピングカーを欲しいとは思わないでしょう。
こみちの場合も、段々と欲しさが減ってしまい、旅するなら自転車とか電車、マイカーでの移動に面白さを感じます。
オーナーさんって、キャンピングカーをどう活用されているのでしょうか。
とても気になります。