新宿駅から中央本線「あずさ」で松本まで

特急「 あずさ」に乗って

ゴールデンウィークが始まる先日、東京都を出発して長野県松本市まで特急「あずさ」で旅に出る。

今回は旅行ではなく、親戚に不幸があって、その49日に参加するためだ。

とは言え、本当に久しぶりの長距離移動で、この年になってもワクワクした気持ちがあった。

都合、日帰りなので、松本市に滞在できるのも数時間と慌ただしい。

新宿駅構内で、車内移動中に食べる軽食とオヤツ、飲み物を買い込んだ。

出発予定のホームで待っていると、特徴的な顔つきをした「あずさ」が涼しげに滑り込んできた。

新宿駅が始発だったので、車内に人影はない。

ドアが開くまでが待ち遠しい。

特急「あずさ」は全席指定となっていて、2週間以上前にインターネットで使える「えきねっと」でチケットを予約し、新宿駅の切符売り場でチケットを受け取った。

機械操作が苦手なこみちだが、それでも迷うことなく購入できた。

さてさて、車両のドアが開き、指定席を探しながら車内の進む。

飛行機や新幹線に乗った時のような、特別感が嬉しい。

予約していた窓側に腰を掛け、窓からホームえお見た。

数分前まで立っていた場所なのに、とても遠くに感じる。

出発時刻が9時ということもあって車両内は空いていて、何かこみちたちだけが「東京」から旅立つ物悲しさが込み上げる。

定刻に出発を告げるメロディーが鳴り、ゆっくりと車両が動き出す。

ホームに見える人々が段々と小さくなっていった。

そして、新宿駅周辺にビル群。

都会的な景色が車窓から見えた。


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