旅の計画を立てたいから 先ずは「移動方法」から掘り下げてみる!?

東京から札幌まで移動する方法

羽田空港から新千歳空港まで、飛行機での移動時間は約90分。

実際には搭乗手続きや降りた後もすぐに空港を出られる訳ではないので、トータルで3時間掛かるとしよう。

航空チケットは、JALやANA、LCCなど、選択する航空会社や予約時期でも料理がかなり異なる。

それでも目安としては1万円から4万円くらいだろう。

一方、車で移動する場合、高速道路を使って約16時間。高速料金とガソリン代で3万から4万円だろうか。

電車や新幹線を使う場合でも、時間は12時間、運賃は3万円くらい。

同じ東京から札幌までの移動だとしても、その時間と費用はかなり異なる。

最近、こみち自身、料金を比較する時に「時間」も考慮して考える。

単純に1時間を「1000円」と見立て、判断の材料にしている。

つまり、飛行機の運賃が4万円だとして、時間で13時間掛かる車移動はプラス1万3000円を加える。

そうすると、完全に車移動の方が割高になる。

実際、車移動している間に、サービスエリアで食事もするし、場合によっては風呂にも入りたくなるだろう。

移動時間が長いということは、それだけ「拘束時間」も増えて、半ば強制的に経費が上乗せされて行く。

映像製作の視点から

飛行機を使った移動を選択した場合、羽田空港のターミナルから映像を撮り始め、搭乗手続き、待っている間の緊張感、そして搭乗。

飛行中、眼下に見える景色を収め、新千歳空港に到着してから北海道の青空を見上げるまでを断片的に撮影して、トータルで3分の動画ができる。

もちろん、トークシーンや搭乗前の食事シーンなどを加えれば、撮影時間を伸ばすのは簡単だ。

一方で、高速道路を移動した場合、走っている映像をずっと集中しては視聴できない。

感覚的には、喋りの無いシーンなら長くて15秒だろう。

そこで、高速道路を使う場合、サービスエリアに立ち寄り、単調な絵面になりがちな映像に変化を設けることになる。

テレビ番組なら、別の撮影クルーがサービスエリア周辺の名所や観光地などを訪れて、「地名」から連想できる情報に厚みを持たせる工夫がある。

「車旅」という括りで、目的地に到着することよりも移動中の撮れ高を考えるなら、「下道」であちこちに立ち寄りながら進む方が魅力ある映像になる。

もちろん、時間も掛かるし、コストも割高だ。

でもそこに手間を掛けることが、「車旅」としての魅力に繋がる。

日本列島の大きさを考えると、東京から北海道まで1日や2日で移動してしまうと、日本一周も1週間で回れてしまう。

でもそこに思い出が残っているのかとなると、「手間」はウソをつかない。

純粋に旅としての魅力を比べるなら、荷物が運べる「車」の利便性もあれば、折りたたみ自転車で移動し、輪行で公共機関も上手く使うのでも、スタイルがかなり違う。

自転車と公共機関バスや電車の組み合わせは、車移動では分からない現地の生活風景が身近なものとして含まれる。

コンテンツ製作として、撮影者が画面の主人公なるのか、その地域の様子をメインにするのかで、移動手段もおすすめが異なる。

スズキ バーグマン200

カッコいいという選び方ではなく、頼れる相棒としてスズキのバーグマン200は国内で最強のバイクだと思っている。

理由は、下道メインに自動車専用道路や高速道路を必要に応じて選べるし、シートしたの積載スペースが大きくて便利そうだ。

例えば、燃費のいいスーパーカブだが、積載性ではリアにボックスを付けないと荷物を乗せるには不便な部分もある。

もちろん、400ccを超えるバイクなら、バーグマン200よりも高速で走れる。

峠道をヒラヒラと疾走したいなら、スポーツバイクもおすすめだ。

でも「旅」ということと、「映像製作」を考慮すると、バーグマン200を超えたバイクではシリーズ化にはオーバークオリティな面もある。

一方でそれよりも小さい125ccクラスは、高速道路だけでなく自動車専用道路も走行できない。

景色を眺めながら、トコトコと走れるつもりなら、それこそ200ccは丁度いい。

面白いもので、250ccまで大きくすると、しっかりした車格が得られる代わりに、「ちょい乗り」間は薄れてしまう。

旅先を決めない、時間にも追われない旅をするなら、バーグマン200は貴重な一台だろう。

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