「車旅」をメインテーマにしなくてもいい!?
例えば、キャンピングカーで全国各地の風土料理や観光地を訪れて、そこでいかにお洒落でカッコいい動画を撮影できるかと考えた時期があります。
その解決策として、「高性能なカメラは何か?」「ドローンを使った撮影方法は?」「編集のテクニックにはどんなものがある?」などなど、「撮影」を主体に考えるからこそ行き着く課題です。
場合によっては、「キャンピングカー」そのものに注目し、キャブコンやバンコン、その製造を手掛けるビルダーの紹介などもトピックとなるでしょう。
それらはつまり、「車旅」がいかに楽しいものなのかを体現する結果であり過程と言えます。
住宅のように定住することを止めて、毎日移動する生活スタイルの中にどんな喜びや感動があるのかを「撮影すること」がメインテーマになります。
ドライブでも、目的地に向かう道中、同乗者がいればいろんな話ができます。
それは必ずしも「今回の旅」に直接的に関係しない話題だったとしても、本人たちにとっては情報交換であり、共有化なので、親密感や信頼感、共存する感覚が得られるかもしれません。
でも、視聴者にすれば、背景が分からない話題は理解し難いですし、仮に想像できたとしても話の内容によっては興味が湧きません。
テレビ番組などでタレントが持ち出す話題の大半は、背景を知らなくても理解できる話を使ってくれます。
ある意味、主演者の性格や生活を理解していなくても、視聴者にも楽しんでもらうなら、テレビ番組は最適な教科書でしょう。
しかし、YouTube で収益化することが目的だとしたら、本当にそれが唯一の正解でしょうか。
例えばこんな設定はできないでしょうか?
旅を始める前に、全国を都道府県の47エリア、又は北海道から東北、関東、中部などと8から10エリアくらいに分類し、そのエリアごとに「共演者」を事前募集します。
募集内容は、「話を聞かせてくれる人で、できれば複数回断続的に会える人」。
手っ取り早い話が、同じように活躍を目指しているチャンネル主とのコラボです。
なんだそんなことなら、みんなしていると思うかもしれません。
でも、大切なのは「車旅」と言う枠で、「現地まで訪ねて行く」と言う流れです。
例えば、アクセサリーを製作している人とのコラボだった時に、相手の製作現場を取材させてもらうと言うことが1つとしてあります。
また、会うまでの移動もまたネタ作りになるでしょう。
さらに、一緒にキャンプしてみると言うのもネタとなり、アクセサリーの紹介を兼ねることもできます。
ここで最も大切なのは、コラボによってチャンネルの認知度を早く高められ、さらにもっと幅広いチャンネル主と知り合える可能性です。
ただ何でもコラボしますと言うと、チャンネルの存在意義が失われてしまうので、「車旅」から連想されるワードに繋げられることを意識します。
「キャンプ」「アウトドア」「住まい」「衣食住」などなど、そう考えると割と関連させやすいはずです。