写真集のような「キャンピング場」ガイドをテーマに出発された『絶景CAMP GUIDE』
表紙を見ても分かるのだが、景色を美しく見せる「ブルー」に包まれたワンシーンが印象的だ。
ちなみに、右のイラストはこみちがこの雑誌の表紙を真似て描き直したサンプルになる。
中をお見せすることはできないが、ここで触れたのは最近の流行りに合わせて「動画コンテンツ」にしなくても、カメラの持つ優れた描画力を使えば、「魅力的な旅の風景」をお届けできるのではないかと思う。
そう感じさせるほど、この一冊は中の写真も素晴らしい。
共通しているのは、光と闇、星と太陽。その他、山の稜線や海。流木や滝。つまり、自然界にあるありとあらゆる素材が、優れたバランスで撮影されている。
もっと踏み込めば、もの凄く寒かったり、虫が這っていたり、自然ゆえの出会いや発見もある。
しかし、徹底して「自然の美しさ」を前面に出すことで、「キャンプに行ってみたい」と思っていただけるだろう。
つい、表だけ出なく裏。ネガティブな部分も紹介しなければと考えてしまう。
それはきっと、個人が情報を簡単に発信できるようになり、見方や見え方を多角的にしなければと思ってしまうからだ。
個性的でなければいけない。
そう思うからこそ、どうしても「マイナス」に触れてしまうのだろう。
でも、この一冊を見れば、「今すぐキャンプ場に行きたい」と思えるほど、非日常の生活が描かれている。
偶然に見かけて、「そうか!」と思わせてくれた。
みなさんはどうだろうか。
危ないことや危険なことへの理解は必要だけれど、楽しさだけを集めても良いとは思わないだろうか。