1平米の旅 「旅って何だ?」を考える

そもそも「1平米」とは何か?

単純にこみちが座っている周辺の面積です。

いつも家にいる時は決まった場所に座っていて、その広さは腕を伸ばして届く距離で生活できてしまいます。

例えば家に誰もいない時間帯、「お腹が空いた」と思ったらキッチンで簡単な料理を作ります。

ダイニングテーブルで食べれば良いのですが、自室の決まった場所に戻って、そこで小さなお盆に乗せた料理を頂きます。

多分、というか確信はあるのですが、自分専用の軽自動車があれば、旅のスタイルは後部席を倒して荷物室を一体型し、そこに自分の「1平米」を作るでしょう。

さらに言えば、ネット環境と横になれるスペースがあるなら、こみちの性格なら車上生活はできてしまいます。

バイクでツーリングをしていた時には、この「1平米」を作ることができません。

それで、停めたバイクと横に並んで一夜を明かすような旅スタイルも頻繁でした。

幸い事故やトラブルに遭遇しなかったのですが、昔とは環境も違うので、もうそんな旅スタイルはおすすめできませんし、こみち自身も避けたいです。

キャンピングカーショーなどに足を運ぶと、それこそ「快適」が至るところに施されています。

上を見ればキリがありませんが、「野宿」と比べればキャンピングカーでの宿泊は極上の部類です。

こみち自身はそれこそ「1平米」もあれば十分で、むしろ「旅」そのものの方が気になります。

「旅」を定義しよう!

多分、「旅」が本当に「旅」になるのは、日常生活から切り離された瞬間からです。

これまでの経験で言うと、こみちの場合は旅に出て3日目の朝に目が覚めた時からが「旅」の始まります。

つまり、週末だけの一泊二日の外泊では、まだまだ「旅」では「旅行」感覚です。

「旅」と「旅行」の境界線は、それこそ「日常生活」の延長線か否かで、「旅」になるとそれまでの日常生活が体からも頭からも消え去っています。

朝、目が覚めた時、「確か昨日の残りがあったなぁ」などと、まだ寝ぼけた頭で考えてしまうのは、日常生活が残っているから。

旅スタイルになると、「さむ」などと呟きながら、食糧調達先を考えます。

街中にいるなら、コンビニや食堂、ファミレスの看板を探すかもしれません。

少し田舎町にいるなら、現在地からどれくらい離れた場所に目ぼしい店があるのか調べるでしょう。

ちなみに、車旅とバイク、自転車旅の大きな違いは他の旅人との距離。

車旅は夫婦でも良いですが、バイクなどは単身での旅が絶対におすすめです。

「これからどっちに向かうんですか?」

同じバイク旅をしているライダーなら、そんなあいさつも不自然ではありません。

「日本海を南下しようかと思っている」

「ヘェ〜。僕の方はこれから北海道上陸です」

夏場なんて、そんな出会いが幾つもあって、ひとり旅なのにどんどん思い出が増えていきます。

つまり、「旅」を定義するなら「日常生活」からの変化が大切です。

何不自由のないキャンピングカー生活を手に入れてしまうと、旅での「移動」がほとんど感じられません。

なぜなら、誰も住んでいない地域にいるなら別ですが、民家のある地域にいる限り、生活に欠かせない店などはどこかにあるからです。

旅を通じて「快適さ」を伝えたいなら、何もキャンピングカーにこだわらず、全国各地のホテルや民宿で評判のいい一軒を巡っても面白いでしょう。

最寄り駅を基準に、道のりや気分の高揚感、さらに建物の外観やエントランス、出迎えの心地よさなどなど、事前に自身で評価表を作り、独自のおすすめポイントを紹介するのも方法です。

キャンピングカーを主軸におくなら、RVパークや道の駅のレビューというのもありますが、それがメインのコンテンツはもうたくさん作られているので、今更感があります。

大人向けなら「酒」をキーワードに、地域の居酒屋を巡るのがおすすめです。

「酒」の種類もそうですが、「つまみ」の種類にはその地域性が表れるので、旅との相性もいいからです。

あとは「地域限定」という食べ物を探すこと。

具体的には、カップ麺や調理パン、喫茶店なども面白いでしょう。

もちろん、滝とか吊り橋、灯台、中洲なども撮影しやすく、旅の目的地としても伝わりやすいでしょう。

こみちが憧れる「旅」

ぼんやりと思う「旅」は、島を巡る旅をしてみたいです。

北海道でも利尻島に礼文島など、まだまだ訪れていない地域があって、その場所の景色や風を感じてみたいからです。

沖縄周辺にもたくさん島はありますし、東京だって小笠原諸島など、「旅」を感じられる場所がたくさん残っています。

瀬戸内海にもたくさんありますよね。

想像しただけで、ワクワクできるのも、「旅」の良さではないでしょうか。

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