SONYのヘッドホンで体験した感動のその先
こみちがノイキャンに出会ったのは、SONYのヘッドホンWH-1000XM2を買った時。
その頃、ライターの仕事をしていて、とにかく静かな環境をどこにいても手に入れたかったから。
それ以前にもSONYのMDRシリーズの有線ヘッドホンを使用していて、正直なところYouTube の音源で聴くだけなら「有線」の方が圧倒的に心地よかったです。
でも、ノイキャンにこだわったのは「静寂」が欲しいからで、でも、無音になる訳ではなくて、生活音を気にしないレベルまで下げてくれるというもの。
その後に発売されたWH-1000XM4も試聴しましたが、ノイキャン性能が良くなったとはいえ、やはり「無音」になるというものではありません。
実は今、一番使っているのがダイソーの1100円イヤホン。
装着するだけで耳栓代わりになり、音楽を流せば外部音はほぼ気になりません。
脇で家族から話し掛けられても分からないくらいなので、集中して仕事や勉強をしたいという目的なら十分に役立つでしょう。
でもでも、「静寂」とは別で「良い音楽を聴いていたい」と思った時に、再生周波数帯域というスペックを確認することがありますが、例えばWH-1000XM4の場合、4Hz-40000Hzと表示されています。
いわゆる数字が小さいほど低音で、大きいと高音になるのですが、一般的に価格帯とこの再生周波数の幅は関連していて、高額な有線ヘッドホンの場合には4Hz-120000Hzという物も見たことがあります。
一方で、最近流行りのワイヤレスイヤホンの場合には4Hz-20000Hzと高音側の数値がかなり制限されていることも少なくありません。
ちなみに同じSONYのWF-1000XM4(ワイヤレスイヤホンタイプ)の場合20Hz-40000Hz(アップスケーリング時)となっています。
この20Hz-40000Hzというスペックは、有線イヤホンタイプの数千円クラスでよく見かける表示で、そう考えるとワイヤレスという利便性とノイキャン性能を活かしたいことで、数万円に価格がアップしているとも言えます。
口コミで見かけるVictor WOOD HA-FW1000Tですが、再生周波数は20Hz-48000HzとSONYモデルに比べて再現領域が高音側に広いことが分かります。
因みにSONYの有線ヘッドホンMDR-1AM2が3Hz-100000Hzなので、良い音なのは当然なのでしょう。
そんな風に考えると、そもそもの再現性ではまだ有線を超えるワイヤレスイヤホンは存在しないのかもしれません。
しかし、付属のアプリを使って音質を手軽に変化させられるイコライザーなどが使えたりして、遊べるのは楽しいです。
それと、ノイキャン性能があると、それこそどこでも集中できますから。
気になってYouTubeでイヤホンレビューされているチャンネルを幾つも観て回るのが楽しいのですが、現時点では有線タイプとは別の物として考えるべきなのでしょう。
案外、1100円のイヤホンで十分だと思ったのも、有線のヘッドホンはそもそも再現性が違うので、例えばMDRシリーズのフラッグシップモデルMDR-Z1Rのようなモデルで扱う「音」とは比べても意味がありません。