「日本一周」をビジネスとして行うために
仕事帰り、駅近くの大きな家電量販店の脇を通ると、そこにはバンコンタイプのキャンピングカーが少し離れたところに止まっていました。
「おお、キャンピングカーだ!」
声には出しませんが、思わずナンバープレートを確認して、これからどこに行くにだろうかと想像を膨らませます。
すると、そんなタイミングで、後部席のドアが開き、こみちと同年代に見える男性が一人で降りてきました。
長い髪を後ろで縛り、カジュアルな格好の、穏やかそうな雰囲気で、「車中泊」を楽しんでいる人だと思わせます。
歩いていたこみちには、もう振り返りでもしなければ彼を見ることが難しくなり、視界からも外れてしまいました。
一瞬、見えた車内には、かなりの日用品が見えました。
家というよりも、隠れ家とか秘密基地みたいで、一般的な5メートルサイズの車格ですが、大人二人では手狭に思えます。
夫婦なら可能かもしれませんが、例えば移動中に車内で仕事を行う予定があるなら、やはりそれぞれが気を使わずに過ごせるスペースの確保が避けられません。
となれば、キャンピングカーは一人仕様が推奨され、現実的には養うべき家族がいない人の方が始めやすいでしょう。
確かに、さっき目撃した男性も、いい感じでお腹が出ていたし、ヒゲも伸ばしていた。
サラリーマンという雰囲気ではなくて、それこそ会社でも経営しているのでしょう。
そうでもなければ、時間とお金の両方は得られませんから。
とは言え、キャンピングカーを手に入れたら、考えるのは「ビジネス化」。
そのためには、日本一周を価値あるビジネスにしなければいけません。
唐揚げはお好き?
もちろん、唐揚げでなくてもいいのですが、「移動」を踏まえて、ラーメン屋の食べ歩き、蕎麦屋の食べ歩き、灯台や城巡り、温泉や滝を探すのも思いつく範囲です。
あくまでも、YouTube での採算に見合うかという部分ですが、割といいと思うのが「唐揚げ」を食べ歩きするのです。
1つは購入コストが手頃。割と世代を問わずにみんなが好きなメニュー。何よりご当地グルメにもできそうで、その場に行かないと食べられないものもありそうです。