こみちが描いていた「キャンピングカー」の幻想と真実!?

 「自宅以外の居場所」を作る意味

日常生活は、コロナ禍で制限も多いですが、それでも楽しいです。

ただ、全く不満がないということではありません。

今、こみちの住まいは親世代との二世帯化になっていて、以前のようにキッチンで好きな料理を気ままに作ることも躊躇ってしまいます。

何より、親世代には世代なりのこだわりもあるらしく、できることなら自身の休日には自宅以外の場所で過ごししたくもなります。

そんな時に「キャンピングカー」が一台あれば、自宅以外の居場所を確保できます。

数時間であれば、自家用車の後部席でも十分ですが、やはりキャンピングカーならより自宅に近い感覚で過ごせます。

しかし、まだ九月であっても今年は肌寒い日が多いので、とても車中泊をしたいとは思えません。

何より、近場の道に駅などは割とトラックも多くて、特にディーゼルエンジンのアイドリングを掛けたままの一台がいるだけで、それまでの「静寂」は吹っ飛んでしまいます。

それだけ日本国内では、発電機など使わないのは当然だとしても、アイドリングでさえ長時間の連続使用は周囲に迷惑となります。

ただ、元を正せば、業務用のトラック運転手は、激務なことも多くて、睡眠不足に陥いることも否めません。

趣味目的で、道の駅を無料で利用したいこみちような人と同じ土壌で考えるのは難しいことでしょう。

プロドライバーの方は、限られた時間で体力回復のために睡眠を取っているのですから、「うるさい」とか「周囲への迷惑」と言ってしまうのは酷な話です。

自家用車の場合、エンジンを切ってしまうとエアコンも使えなくなるので、熱帯夜が予想される夏場の車中泊は、道の駅では厳しいでしょう。

キャンピングカーの場合、サブバッテリーを搭載し、また家庭用エアコンをシステムごと搭載しているモデルもたくさんあるので、そんな一台なら周囲への迷惑にも配慮した就寝ができます。

手頃さで言えば、軽キャンカーの類いは一人用に適していますが、独自のエアコンシステムを持たないモデルでは結局のところ自家用車と装備は変わらないので、夏場の暑い時は防犯面にも気をつけながら窓を開けて風を取り込むか、ポータル電源を持ち込んで扇風機のようなファンで補うことになります。

学生時代に住んでいたアパートがエアコン無しの環境だったので、その苦労はよく覚えていて、さすがに自宅以外に居場所と思っても、そんな環境では結局のところ制限付きの用途でしか使えません。

なんだかんだと言っても、結局は休日になると自宅こもっていることが増えます。

気兼ねなく旅行に行きたいけれど、それが車旅だとしても、どこか社会的な状況をニュースで知ると、ブラっと遠出する気にはなれません。


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