Twitterでたまたま見た話から脱線して
「不倫」って、どうしてそんなに魅力的なんでしょうか。
例えば男性の場合、結婚して奥さんがいると、独身時代よりも「しっかり者」に見えたりしませんか。
その理由って、男の生活感と夫婦での生活感がもの凄く違うから。
例えばこみちの場合、ご飯なんてさささっと食べられたら何でもいい。
でも、割と自分でも料理するから、外出とか弁当がいいとも思わない。
夫婦での食事って、何が違うかというと盛り付けかなぁ。
男の飯なら、ワンディッシュで済ませてしまう可能がある。
サラダとか作っても、プチトマトを切って乗せない。
結構、ワンパターンでもいけるから、ドレッシングだって飽きるまでずっと同じ味を買い続けるかも。
でも、奥さんがいると、盛り付けもしてくれるし、ドレッシングも新発売の物を出してくれて、「これ、人気あるみたい」と食事中の話題にも登る。
これが不倫中なら、不倫相手に「このドレッシング、上手いよね!?」なんて言えたりするんだろうなぁ。
これが独身なら、そんなことさえ知らない。
実際、職場で女性スタッフと話す時にも、妻から聞いた話がネタになっていたりする。
「人気でしょう!? 本当に美味しいよね!?」とか「全然、知らなかった。今度買ってみよう!」という反応も、奥さんが新しいドレッシングを買ってきてくれたから。
こみちは、好きな女性のためにあれこれと情報集めできるほどマメじゃない。
多分、そんな性格を知っているから、もう妻も期待していないだろう。
「この人、知っている? そうこの前のRIZINで戦った…」
もっぱら、こみちが口にするのは格闘技の話で、それを家事の合間や食事中に妻が聞いてくれる。
いつの間にか、よく口にする選手の名前まで覚えてくれて、この前、テレビに出ていたとか教えてくれる。
不倫と浮気、できる人とできない人
例えば職場の飲み会で、酔った勢いで女性スタッフとハグをしたら「浮気」になる?
これが「キス」なら?
まぁ、コロナ禍の今、そんな状況もないけれど、「不倫」ってかなり凄いことだと思う。
それを感じる一番感じるのは、自分の時間を割くということ。
中高年になると、1日がとても大切に感じる。
できることなら意味のある時間にしたい。
奥さんではなく、不倫相手のために時間を作って、一緒の時を過ごす。
きっと、不倫していたら、帰宅してもLINEとかするだろう。
でもバレると困るから、我慢するのかなぁ。
でも、ふと相手のことを考えて、「今、何をしているのかなぁ?」とか思うのだろう。
そんな顔を奥さんが見つけたら、「ん?」ってなるだろうなぁ。
だって、こみちがYouTube で格闘技の試合を観ないで、明後日を見て物想いに耽るなんてないから。
バレたくなくて上手く感情を抑えられるなら、そもそも「いい知り合い」で止めておけばよかったのに。
職場の仲間で勢いに任せてハグするのとは違うように思う。
まぁ、勢いだったとしてもハグも奥さんには言えないだろうなぁ。
冗談のつもりでも聞いた方は嬉しくないだろうし、だったらその手の話は死ぬまで隠しておくしかない。
介護士をしていると、時々、偶然に介護をしているときに手が身体に触れたりすることってある。
でも、それは浮気でもないでしょう。
全く意図的なことではないし、触れた瞬間にもスタッフか利用者かの区別もつかない。
たまたま相手が「エ!?」って顔をして、「ごめん。当たった?」ってなる感じ。
そもそも、職場には女性がたくさんいるけど、異性としての感覚で働いてはいない。
特定の人と立ち話している時間もないし。
子育て中とかは妻はお母さんになっている!?
子育て中の時って、本当に女性は忙しい。
家事とはするけど、何かと細かいことってあるから。
それを全部把握していたかと言われたら、任せっぱなしだったってことになる。
それくらい、結婚して女性は嫁さんからお母さんへといろんな顔を持つ。
でもそれって「何でか?」って話で、男たちが寂しくなるという感情はちょっと変だ。
だったら、子どもの風呂でも代わってあげればいい。
それで、奥さんに戻れる時間を作るようにしよう。
とは言え、しゃしゃり出よとすると、「こっちやって!」っと思うようにいかない。
分かっているけれど、こみちではカバーできないことってあるから。
でも、それでも「手伝う」「声を掛ける」って大切。
誰だって嬉しいから。
でも、まだ結婚してまだ数年で、子どももいない頃なら感覚は恋人同士のままなのかも。
そんな感覚のまま、奥さんと不倫相手の二人になったら、二人ともが「異性」に思えて、妻や友人、職場の先輩後輩でもない。
仮に二人に好意を持っていたとして、奥さんだから築けることって無いのだろうか。
と言うよりも、まだいろんな異性が気になるなら結婚しなければ良いのに。
いい人ぶるつもりはないけど、奥さんくらいしかこみちの相手はしてくれないだろう。
仕方なく、数時間くらいなら笑顔で話してくれるかも知れないけど、途中で相手も「早く帰りたいなぁ」って思うはず。
だって、未来は描けないし、夢を語ることもないし、趣味も違うし、考え方も違う。
仕事場で知っている人物が、家でも同じとは限らない。
いつも笑顔で頑張っていて、家に帰ると沼のように無表情ってこともある。
でも人はそうやってバランスを取っているから、優しくていい人ほど、見せていない素顔もあるはずだ。
ただ稀に、出会う順番を間違えてしまうことがある。
と言うのも、人は年を重ねて学ぶから、20代の自分よりも30代の自分は大人でいたい。
20代には大切に思っていないことが、30代で大切だと気づき、例えばそれを持っている相手に巡り合ったら、出会う順番を間違えたと思うだろう。
その時、今世は諦めるか、それとも諦めずにやり直すか。
仕事上のパートナーではなく、人生のパートナーにしなければいけないのは何故か。
巡り合った相手との子どもが欲しい?
こみち家の場合、ほとんど互いに自由行動。
めいめいが好きなことをしている。
でも時々は不思議と一緒にいて、でも何もしない。
思いついたように「どう?」って聞いて、「まあまあ」って答えが返ってくる。
そのうち、また別に過ごすこともあれば、「まあまあかぁ?」って聞き返す。
「うん。段々ね」って言うから、「そうかもね」って答えてしばらくは格闘技の試合を観ている。
でも、もう少し話す時と、それで十分な時があって、それが夫婦なんだろう。
二人にとっては、何処かに出掛けなくても、無言でも居心地の悪さは感じない。
不倫相手と結ばれたら、また時間を掛けて夫婦になって行くのだろう。
でも自分が変われないと、相手が変わっても夫婦仲は変わらない。
注意しないと、またふと気になる相手と巡り合って、「この人なのでは?」と始まる。
そうやって年を重ねて、気づけば相手を探す一生だったと気づく。
何で不倫は魅力的に感じるのか?
きっと、「この人は?」と、毎回受け身のときめきがあるからだろう。
双方が歩み寄って作る「夫婦」って、思いやりが無いとできない。
自分を愛せないのに誰かを愛せるかみたいな話になって、受け身気質から抜けられないのだろう。
略奪愛でも、最後まで貫ければ凄いけど、誰からも騒がれなくなり二人がポツンと残ったら、どこにでもいる夫婦だもんなぁ。
刺激もないし、途端に色褪せて見えないだろうか。
かつては、女性心を分かる相手だと思っていたのに、最近は何も気の利いたことを口にしない。
後になって気づけば、それって元妻が注いでいた愛情だったってこと。
なかなか上手く行かないものです。