将来が不安な人と不安にならない人 これからバンライフを始めるために

 20代に始めるなら

20代の人で、まだ独り身を満喫できるなら、何も豪華なキャンピングカーでなくても旅は始められるでしょう。

中古で購入した自家用車なら予算も抑えられます。

また、車中泊をより快適にするなら、ビルダーが手がけたシンプルな仮装のモデルを選ぶのも一手でしょう。

もしも、こみちが20代の独身で、これから数年は自由に生きられるという立場なら、リトリートシリーズや軽キャンカー、素のハイエースやフリードプラスの中から予算に合わせて選びます。

もっとも、自家用車でも十分ですし、何らバイクや自転車という選択肢だってあるので、「旅をする」という目的を満たすだけなら、絶対という条件などないでしょう。

30代や40代になって始める!?

この年代になると、独身か既婚者かでも違いますし、住宅ローンや教育費などがどれくらい掛かっているのかも旅を始める前段階として検討しなければいけません。

ポイントはズバリ、「資産があるか?」ということでしょう。

目安は1000万円。

この金額は旅の費用としてではなく、旅を終えてからの人生を見越しています。

というのも、35歳を過ぎてしまうと正社員になれる可能性が下がります。

もちろん、職種や年収にこだわらないなら「正社員」採用も見つかりますが、やはり会社がこの先も存続できるだけの実績があって、仕事内容に肉体的にも精神的にも健康を害さないことが担保できなければ、働き始めてから苦労します。

そうなってくると、新卒で狙うことができた会社を上限に、どこまで自分で条件を妥協できるのかに掛かってきます。

できることなら、独立も可能な資格でも持っていて、それを強みに再就職先でも実力を発揮できるのが理想です。

税理士や社会保険労務士、マンション管理士、宅建士などを持っていると、30代からのキャリアアップが明るいと思います。

もしもこみちが30代で旅を始めるなら、20代の内に資格を取得しておくでしょう。

まして、1000万円は難しくても、旅費以外にある程度の預貯金があれば、数年単位の旅も不安がありません。

しかし、何らかの理由で、完全にバンライフに移行することが難しく、週末だけとか長期休暇だけということもあるでしょう。

そうなるなら、最近、また興味を持ち出した「自転車」を買って、輪行袋で一泊旅をするというのも面白い選択になります。

これなら、高性能な自転車でなければ、10万円以下で購入可能ですし、人気のダホンの「K3」はオシャレでカッコいいと思います。

また、バイクを買うという選択肢でもいいでしょう。

日常生活から解放される時間を得られることに大きな意味があります。

50代なら定年前待つのもあり!?

すでに50代になっているなら、もう定年まで勤めあげた方がいいでしょう。

または早期退職という制度を使うなどして、退職後の生活を踏まえてからの「旅」になります。

まだ返済中のローンが残っていれば、やはり数百万単位の出費は勇気が必要です。

また、コスト削減を狙うあまり、コンパクトな軽キャンカーのようなモデルで良いのかも注意しましょう。

こみちもそうですが、キャンピングカーを使うなら、快適な装備であって欲しいと思います。

若い頃のように、野宿でも大丈夫と言える年齢ではないので。

そのあたりは旅を楽しみ条件になるでしょう。

ひとり旅ならバンコン。夫婦旅ならキャブコンかバスコン。

ナッツのボーダーバンクスも新しくなり、相当に快適そうですが、車両金額が1500万円以上とそう簡単には手が出せません。

でも、楽しいだろうなぁと感じます。

別荘でも購入できる富裕層に選んで欲しい一択でしょうか。

考え過ぎると出来なくなる!?

バンライフは、まだまだ一般的な生活スタイルではありません。

旅先でのワクワク感がある一方で、旅の終え方もまた大きな悩みでしょう。

特に40代を過ぎてしまうと、もうバンライフを生涯の生き方にする覚悟でもなければ、定住する働き方に戻すのも大変です。

何より、始めるならバンライフを本気で楽しむことなのでしょう。

自力で生活できる70代くらいまでに、ある程度の資金が工面できれば、車を降りてしばらくは定住者となり、その後は設備の整った有料老人ホームに入所すれば、老後も心配ありません。

とは言え、設備の整った施設となると数千万円単位だったりするので、現役時代にしっかと稼いでおくことが大切です。



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