中高年になると仕事はつまらない!?
中高年になってから転職を経験したこみちは、介護士となりました。
皆さんは介護士という仕事を聞いて、「辛い」「大変」「安い」などなどを連想するのではないでしょうか。
でもですね、そんなこみちにも、聞けば多くの人が耳にしたことがある会社の一員でした。
東京都内の一等地にそびえ立つ本社は、なかなかカッコイイ外観です。
社員食堂も完備していて、専用のカードだけで飲食できたりします。
中抜きになった社屋は、一階にカフェテリアがあって、そこのテーブルに腰掛けて天を見上げれば、何階まであったかなぁという高さのフロアが、一望できます。
そこにいるだけで、何だか自分も都会的な人になった気分を味わえます。
でも話はここで終わりではありません。
実は、その時に建物を管理してくれた警備員の方がいて、何時だったでしょうか、きっと午後10時とか11時になっていて、こみちがオフィスを出ようとした時に「お気をつけて」と声掛けてくれました。
そんな些細なことから「羨ましいですよ」と言っていただき、「だったら転職すれば?」と勧めて、「無理ですよ!」と答えられました。
当時のこみちは、至ってまじめに答えたつもりですが、今にして思えば「企業に入るということがそんなに簡単なことではない」と分かります。
でもその頃のこみちは、「入りたいなら入ればいい」と思っていたし、「それから努力すればいい」とも思っていました。
「最初から無理だと思う必要などない」そんな風に思っていたんです。
でも、歳を重ねてそれができないことも知りましたし、中高年になるとそれなりに決められた職種にしか進むません。
もしも別の選択肢があるとするなら、そこには「学歴」や「年齢」が必要になってきます。
ブレないくらい真っ直ぐに!
できない理由を探すのは簡単で、そもそもできないことの方が多いからです。
むしろ、できた理由を考えると、偶然とか、タイミングがよかったということもあるでしょう。
でも、結果としてできたかどうかが重要なので、したいと思ったことはしてみた方がいい。
真剣に取り組んで、でも上手くいかないとしたら、それはその時にまた考えればいい話です。
こみち自身もそう感じつつ、いつも逃げて終わることが多い。
だめですね。
何か嫌な環境から抜け出したいなら、そこでもしっかりと一歩を踏み出さないと、また同じステージが続くばかりで、年を重ねてしまいます。
20代なら許されたとか、30代ならできたということもいっぱいあります。
実際、若い人には可能性がたくさんあって、中高年になるとよほどのタイミングが重ならないとそうワンチャンはありません。
それだけ中高年になると、現実が重くのし掛かります。
でもですよ。
「今日が一番若い!」ということで、時間は巻き戻せないのだから、中高年ほど決断を先送りしないことです。
気になることは、とにかくかじってみる。
そこから進むかどうか決めるくらいでいいはずです。
少し無理かもっと思っても、やってみたらすんなりできてしまうこともあるので、ブレずにやってみましょう。