正論は言えばいいってものでもないよね!?

 キャンピングカーの価値って!?

皆さんは、キャンピングカーのどこに価値を感じますか?

自由に行動できることでしょうか。

もちろん、こみち自身は別荘など持てる身分ではありません。

しかし、学生時代にも、サラリーマン時代にも、別荘やプレジャーボート(噂では4000万円)を複数所有していたり、都内にアトリエを構え、高級外車を複数所有している方たちを知っています。

彼らのようなこみちからすると富裕層に見える人は、キャンピングカーのどこに魅力を感じるのかと想像します。

以前より、こみち自身は新型SAKURAの完成度には大きな期待もしていますし、様々な意味で可能性を感じます。

でもですね。買える買えないの前に、「どこに行く?」というのがキャンピングカー購入を妨げているのは事実でしょう。

サラリーマン時代にも、同僚が熱心にプレジャーボートの購入を目論んでいて、そのアドバイスをもらっていたのが、1級小型船舶免許を持ち沖縄から東京まで船を操縦して戻って来たというような噂話まで聞いていた大型プレジャーボートを所有する上司です。

まさか同僚が数千万円の船を探しているはずはなく、でも500万円前後の中古艇をよくネットで眺めていたことを思い出します。

その時もこみちは、少し値のはる腕時計を欲しくなったくらいで、彼らのように高級車や別荘を当たり前のように所有できる身分ではありませんでした。

もちろん、それは20年以上も昔の話で、今とは時代も価値観も異なります。

もしかすると、仮に10億円以上の資産を持っていても、高価な物を購入しないのかもしれません。

そう考えた時に、500万円から1000万円は下さないキャンピングカー購入の目的ってなんでしょうか。

実はプレジャーボートを購入しても、海を自由に移動できるのではないそうで、航行可能な領域がしっかりと区画されているそうです。

その時も、東京湾内を地中海のように捉えて、海上レストランなどがいろんな港近くに設置されていて、陸からのアクセスとは別に港から港へと移動しながら楽しめるともっと楽しいという話がありました。

でもそれを実現させるビジネスモデルは採算性が乏しく、実現することは今のところありません。

それくらい、車や船を豪華にすることはできても、文化として船のある暮らしを確立させるのは容易ではないのでしょう。

だからこそ、房総と伊豆、日光に別荘を持つような使い方をするのかもしれません。

別荘なら不動産として売却できますし、船ほど購入者が富裕層ではないからです。

一変して、自然を満喫できるような旅をしたいなら、キャンプがあります。

もっと言えば、海外の大自然はスケールが違いますし、人生観も変わるかもしれません。

そんな風に考えた時の「キャンピングカー」ってなんでしょうか。

結論としては、中高年になった夫婦が子育てを終えて、でもペットがいて自由に旅行できないからキャンピングカー購入で行動範囲を広げるというのが1つの答えです。

それ以外の選択肢がある人は、レンタルでもいいでしょうし、ホテルや民宿の良さも捨てがたいはずです。

ある人気YouTuberの答え

その人気YouTuberは、ビルダーから提供されたキャンピングカーのレビュー動画をアップしました。

その中で、もちろんレビュー動画ですとは明言せずに、いつも使っているキャンピングカーと比べて、どこか良くて、どこに違いがあるのか紹介しますとナレーションし、多くのキャンピングカーオーナーがよりどころとしている道の駅に向かうことを告げた後、車内での調理や遮熱性や遮音性、さらに臭いの残り具合や就寝時の寝心地を紹介していきます。

これが、レビュー動画だと明言し、価格と装備を紹介した後、その使い勝手をアピールしたなら、どこにでもあるCMです。

しかし、冒頭で、今日はいつものキャンピングカーではありません。以前から気になっていた一台を借りられたので、徹底比較させてもらいます。例えば、車内での調理とか…。

そんな風にナレーションするだけで、レビュー動画っぽくなくなります。

まして人気のあるYouTuberなら、視聴者からの感想は結構いいキャンピングカーだとか、車内調理もできる車種ですねとなり、購入予備軍に明確な宣伝を行えます。

さらに、実際にその車種を使って車内調理しているところを見られれば、候補としてあがるでしょう。

でも、道の駅が目的だったのか。と野暮な話題には触れません。

調理中にでたゴミはどうするの?ともその動画内では言いません。

そこで、キャンピングカーの価値ってどうなのよ!と野暮な話題に進んでしまうからこみちはダメなんです。

これが営業マンなら、強みをしっかり説明し、どうしても改善できない部分は、何らかのサービスで帳消しにします。

そうやって、メリットを訴えて契約へと話を進めます。

それは欠点などどんな商品にもあって、むしろ良く使う機能が優れているから、おすすめしたいという方が断然説得力があるからです。

しかし、キャンピングカー購入予備軍が選択できるのは、車種ではなく、楽しみ方の段階です。

1000万円のキャンピングカーを購入する場合、郊外なら家まで手に入る値段でもあります。

1000万円あれば、世界一周クルーズ客船に乗れるでしょう。

店や会社だって持てる金額です。

仮に車内調理やエアコンの連続稼働だけで選ぶとしたらどうなのかという疑問は起こります。

でもね、人気YouTuberの動画を見て感じました。

正直に言えば良いって物じゃない。

動いている心にそっと背中を押すくらいでちょうどいいってこと。

つまり、軽キャンカーで、手荷物やキャンプ道具をどこに置くのかという話題はわざわざ触れるべきではありません。

バンコンの対価荷重も同様です。

というのも、そこに気になる人は自分で調べて確認しているでしょうし、むしろわざわざ指摘しなくても、楽しみ方を紹介すればそれで見ている側も楽しめるからです。

キャンピングカーって、お金もそうですが、時間に余裕がないと楽しめません。

近場でも道の駅まで行って、そこで一泊するとなれば、仕事から帰って来て荷物を積み込み、そのまま車中泊へと突き進む気力が必要です。

だからね。本当にキャンピングカー購入して楽しんでいる人の話を聞いてみたいです。

どんな使い方でどう楽しいのか。

なるほど、これは他の方法ではできない楽しみ方だ!という話が聞けたら、キャンピングカーに対する価値観も違って見えるのでしょうが。

家より不便な環境での車内調理や、上げ膳据え膳のホテルや民宿のような利便性を超える魅力って何でしょうか。

かと言ってキャンプのような割り切り感もない部分に、キャンピングカーの評価が分からなくてなってしまいました。




こんな記事はいかが?