あの新型SAKURAもレンタルできるって!?

 次世代のキャンピングカーの代表格!?

日本特種ボディーがいすゞ自動車から提供を受けて製造販売している「新型SAKURA」。

個人的には、トヨタのカムロードベースでは足回りの強化が必須と耳にするが、そこは2トンボディーの強みを活かしていると思っている。

車体のキャパが大きいと言うことは、それだけ積載量にも余裕があることになる。

今やキャンピングカーも、ワンルームマンションと対等な装備に近付いているだけに、それなりの車重は覚悟しなければいけない。

よく耳にするのが、車体の最大積載量。

これが3トンまでの車で、空荷状態で3トンなら、手荷物は積み込めない計算だ。

意外と見落としがちな話だが、実際にはそれなりに走れてしまうから、そこまで気にしなくてもと考える人がいると思うところだが、万が一に対応できるか否かが悲しい出来事を招かないための秘訣でもある。

キャパを超えた車は、本当に止まれない。

路面が濡れた状況で、しかも下り坂と言うような時に、ブレーキを踏み込んで冷や汗を流すのはほとんど寿命まで縮まる気がする。

そのような諸問題を正面から取り組んで作ったキャンピングカーが、「新型SAKURA」と言えるだろう。

内装の充実ぶりに目が移ってしまうところだが、車としての安心感があるからこそキャンピングカーとしての魅力も語ることができるのだと思っている。

丸1日借りて3万8000円〜

乗り出し価格では、軽く1000万円を超えてしまう新型SAKURA。

そんな一軒家並みの価格で販売される新型SAKURAが、レンタルなら丸1日借りて3万8000円から。

レンタルだから、早めに予約しないとその日に使うことはできない。

そして、3万8000円からではあるが、季節や使う方によっては6万円くらいになる。

例えば、朝の9時に新型SAKURAを借りて、そこから100キロくらい離れたキャンプ場まで移動し、車内の家電を使ってレンチン料理を体験して、テレビや映画を楽しみ、少しキャンプ場内も散策して、夕方に車内戻り、今度は少し手の込んだキャンプ飯にも挑戦する。

片付けを終えて、後部のベッド又はバンクベッドを使って夜空の見上げて眠りつく。

朝は、ホットサンドとコーヒーで自然の匂いを窓から取り込み、快適なキャンピングカーライフも終盤入る。

そして、いよいよ出発。

これくらいの内容で、ガソリン代、キャンプ料金、食費込みで予想金額は7万円くらいだろう。

7万円の旅行とは?

新型SAKURAを一人で借りる人もいるだろうが、夫婦やカップル、友だちなど、2名から3名と言うこともあるはず。

そう考えると、7万円の旅費も一人当たりは2万円くらいになる。

一泊二日で2万円。

どんな楽しみ方が考えられるだろうか。

一泊二日では、東京出発でも人気の北海道や沖縄は厳しい。

自ずと近県から探すことになる。

そこで思いつくのは「箱根」。

先ずは東京から箱根までの移動手段としてロマンスカーがあり、箱根登山電車や箱根登山ケーブルカーなどなど、思い出作りになる魅力的な乗り物が多い。

そして、箱根温泉。

大人がワクワクできるもてなしに長けていて、青空の下で自然を感じるもよし、貸切露天風呂でしっぽりとした時間を過ごすのもよし。

もちろん、客室のランクはあるにしても、予算内でも十分に楽しめるプランが見つかる。

新型SAKURAが戦う相手は「国内外の旅」!?

キャンピングカーを選ぶ時、ペットと言う存在がある。

家族や夫婦だけで旅行には行けないからこそ、自由度の高いキャンピングカーが便利だ。

何より生活スペースをそのまま移動できるから、いつもの生活をどこでも再現できる。

一方で、ペットと言うような特別な事情がないなら、キャンピングカーライフは、別の選択肢でも十分にカバーできる。

旅先で出会った食材で料理することがどれだけ大切なことだろう。

つまり、現地で遭遇した特産の食材も、調べれば調理して提供してくれる店は見つかる。

時間節約や手間を省くことも、旅先での楽しみを増やすコツだ。

一方で、キャンピングカーユーザーは、旅先だかと言って何かを急に始めるのではなく、いつもと変わらない暮らしを満喫したりもする。

焚火を囲んで、炎をただ見つめるだけの時間。

特別なことをする贅沢ではなく、何もしないと言う贅沢を感じられる。

でも面白いのは、高額な新型SAKURAでなければ得られないのかと言うと、実はそうではない。

何もしない贅沢ほど、シンプルな生き方が問われるからだ。

むしろ、素のハイエースで乗り付け、キャンプを楽しむ方がしっくり来たりする。

そこがおもしろ部分だろう。

つまり、どれだけ豪華な装備のキャンピングカーを持っているかではなく、どれだけ自分らしく生きているのかがポイントだ。

そう考えると、高級なキャンピングカーを試してみるのもアリ。

また、同じ金額を使えば、さらにいろいろな選択肢も見つかる。

それだけ「キャンピングカー」を手に入れることは、多くの選択肢の中から選んだ自分らしい決断とも言える。


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