「中高年オヤジ」×「キャンピングカー」×「???」

 「美女」×「キャンピングカー」×「Anything」

つまり、冒頭に「美女」が来るなら、「キャンピングカー」、その次のワードはもうほとんどなんでも構いません。

これはこみちが考えるYouTubeでヒットさせる条件の話。

それが、「中高年オヤジ」がトップになると、2番目、3番目は相当に厳選しなければヒットは望めません。

「キャンピングカー」というワードをどう評価しますか。

「キャンプ」「田舎暮らし」「ホテル住まい」「バックパッカー」「クルーズ船」。

キャンピングカーと似たようなワードをいくつか挙げてみましたが、「数字」として持っているのはどれでしょうか。

「数字」という言葉を使ったので、YouTube では「登録者数」とか「再生数」という形が用いられます。

これは昔、こみちが会社の新人採用面接官を担当した時に経験した思い出深い話です。

ある新卒の学生が、「数字を取りにいきたい」と言いました。

その話を聞いた時に「潜在的に顧客になり得る人ではなくという意味で?」と質問したんです。

これはあるショッピングサイトを運営する時に、どんな方向性があるのかと言う話から出てきたシーンでした。

「そこに広告を出して、広告収入を得ることを目指したい」

今でこそ、web 上の広告に価値があることも知られていますが、今から20年以上も昔にはURLさえ手打ちしていたほどです。

そのような議論で問題となるのは、「少し間違えていても、それが問題にはならない」という現状です。

ある限られたグループを対象にした話と、例えば日本人全てを対象にした話では、押さえるべきポイントも全く異なります。

と言うのも、全ての日本人を対象にした時点で、その全ての人から支持されることはあり得ません。

つまり、そもそも完全無欠なモノであるよりも、親しみやすさや手軽さみたいな工夫によってより広範囲に広がり得る手法が有効です。

小難しいけれど、それが次世代を切り開く画期的な発見だからと言って、それを全ての人が理解するとは考えられません。

むしろ、目玉焼きは醬油派、それともソース派?の方が簡単に答えられます。

企業が展開するショッピングサイトで、商品の価値が高いものでも、それを購入できる経済力がなければ、そもそも客にはなってくれません。

それは小難しい話の理解と同じで、価値ある一方で相手も条件を問う話だからです。

一方で、購入してくれなくても問題はなく、広告表示を見てくれたらそれで十分という話なら、現在の所持金も気にはなりません。

思うにYouTubeでも登録者数が同じ100万人だとしても、そこに含まれている客層によって、「S」とか「A」、「B」というような格付けができるかもしれません。

例えば動画広告はたくさん見てくれるけれど、あるチャンネルの登録者からは売上が見込めないとしたら、広告を出したい企業は別のチャンネルに費用を使いたいと思うでしょう。

ある意味で告知レベルの広告なら、視聴回数だけをバロメーターにしても問題ありませんが、売りたいと思う企業にすれば、反響が見込めないチャンネルは無いのと同じです。

そう考えると、あるチャンネルに登録した集団の購買傾向に特徴が有れば、それだけ有望な広告枠となり得ます。

つまり、きっとYouTube も登録者数の大小で評価される時代は終わり、いかに購入してくれる顧客を抱えているかを求めてくるのではないでしょうか。

Google アカウントを10個も作り、それで登録者数を水増ししても、実際に購入してくれるのはその中の一人でしかありません。

確かに企業の実績を考える時に「契約件数」を全面に出す意図は、「売上高」で競合他社に一歩及ばないような場面です。

なぜなら企業の最終目標は売上高で、だからこそ効率的な商品の価格設定も行われます。

考えてみれば、契約件数が増えれば、事務作業も増加し、人件費も増します。

いわば利益としては、マイナス要素なのです。

「中高年オヤジ」×「キャンピングカー」×「???」

「???」に入りそうなワードとして、「料理」、「1000円」、「無料宿」、「サイコロ」、「企画モノ」などが思いつきました。

実際、料理は、キャンピングカーとも相性のいいワードで、旅先で見つけた「おすすめ」を必ず紹介すると言う推しは一定数の支持を得られるのではないでしょうか。

また、1000円や無料宿と言うリーズナブルさを前面に出して、だからこそ無料で手に入るものを最大限に活用すると言うコンセプトも浮かびます。

サイコロもいろんな番組で使われていますが、出た目だけ進めるという縛りを付けることで、旅にストーリー性を加えます。

企画モノと言うフリーワードも付けました。

例えばある通りすがりの人に「出身はどこですか?」と聞き、その場所に行ってみるとか。

同級生や元同僚を訪ねて回ると言うのも、実はどこかの番組で見たように思います。

でも「???」をイメージしているかどうかって大きいと思いませんか。

自分はキャンピングカーで何をしたいと思っているのか、考えるきっかけになるからです。

こんな記事はいかが?