YouTube で「車中泊」と検索すると
こみち自身、キャンピングカーには特別な憧れや夢を感じています。
知らない土地に行き、そこの風に吹かれていると何だかその場所にずっといたような感覚になれるからです。
常に天候の変化を感じことができるバイクなら、さらに感覚も敏感になり、「ザ・旅」を感じることができます。
スケッチすることも好きなので、作品と言うよりも気になった景色をメモする感覚で、小さなスケッチブックに描き取るのは旅先だけではありませんが、見ては描き、描いては見ると言う動作を繰り返していると、パッと見た時には気付かない景色の面白さや奥深さに気づいたりします。
つまり、キャンピングカーもそんなことをしたいから憧れるのであって、最近ではむしろ一般的な乗用車やバイク、自転車を使って、どちらと言うとバックパッカーのようなスタイルの方が合っているように思えてきました。
ただコロナ禍ということもあって、自由に移動することも自粛が求められる時期なので、例えばキャンピングカーだったとしても行動を制限しなければいけないことがあるでしょう。
しかしながらYouTube で「車中泊」を検索すると、出てくるのは20代から40代前後の女性が圧倒的に多いに驚きます。
もちろん男性のキャンパーやDIYメイン、さらには夫婦というスタイルで活動されている人も一定数見つけられます。
けれど、女性一人で運営される方々の多くは、「ゆるキャン」というワードに象徴されるように、本格的ではなくファッション感覚や初心者向け、男性向けを盛り込んだ内容が定番化しているように思います。
気になるのは、更新されたコンテンツの変化で、気になるYouTuberを見つけると、だいたい初投稿から最新コンテンツまで、どんな内容でどれくらいのアクセス数を獲得してきたのかを確認していますが、男性に比べて法則に当てはまる女性は圧倒的に視聴されていました。
しかし気になるのは、「キャンピングカー系のコンテンツって何?」と感じる部分も出てきます。
というのも、男性であるこみちにすれば、キャンピングカーを使ってどんなコンテンツにニーズがあるのか、視聴者は気になっているのか知りたいからです。
実際、3年、5年くらい前から続けられている先駆者的なYouTuberさんは女性よりも男性が多いように感じます。
そして、「車中泊」という超定番ワードに関連したコンテンツを抜け出し、その人らしいスタイルで活躍されているのも特徴です。
というのも、例えば家や社会生活を捨てて、YouTube などでの収益を見越して生きるとした時に、外見をキャッチーに使うのはありだとしても、そこからどう自分らしさを出していけるかは誰しも悩む部分でしょう。
芸能界でいうグラビアから女優やタレントになる難しさに似ているからです。
もっと言えば、芸能プロダクションが本気になって、売り出した新人タレントをYouTube に登場させたら、もっと稼げるだろうと思ってしまいます。
撮影コストだけで、ある程度の支持率を計算できるだけに、男性女性を問わず、試みとしては避けて通る理由はありません。
実際、芸能人がYouTube で見掛けるようになって、コンテンツのレベルはテレビに近づいた印象を受けます。
見ていて華があるし、「さすが芸能人!」と思うのも、彼がデビューするまでに多くのライバルとしのぎを削り勝ち取れた資質があるからです。
まして、構成作家を入れて、ガッツリではなく、軽い気持ちで視聴できるコンテンツにすれば、もう今さら素人では太刀打ちできそうにありません。
ただ、素人の中にも魅力的な人柄の人はいて、そんな方は登録数でも結果を残しています。
できることなら、「初めて車中泊してみました!」という女性定番の要素で作ったコンテンツではなく、もう一歩知りたい「自分旅」に踏み込んだ内容にもっと出会えたらと感じます。
しかしそれはドラマやドキュメンタリーの世界であって、見た目に加えて、その人のバックボーンや表現力まで条件に加えてしまうと、それこそスーパーマンになってしまうでしょうし、そんな輝いた人なら芸能プロダクションがスカウトしているに違いありません。
近年、男の子のなりたい職業が「会社員」になったと知りました。
もちろん、YouTuberと言う子どももいますが、ビジネスとプライベートを分けられる生き方に気づいたという話を聞いて、YouTuberが大金を得る理由が自身のプライベートまで売っているからなのかと感じてしまいました。
もしも有名人になれば、一般の会社で働く場合も、「あの人でしょう!?」と噂されるのは避けられません。
逆にそれを堂々とさらけ出せる覚悟でもないと、「顔出し」することはできなかったでしょう。
そう思うと、投稿から1か月後に1万回行かない状況って、抜本的な意識改革に迫られているように思います。
きっとそれではYouTube一本では生きていけないでしょうし、まして一般社会でも「あの人、YouTuberみたいよ」と言われてしまう突き抜けられない感が出てしまいそうです。
やはり簡単に儲けられる世界はないですし、そこを覚悟して継続されている方は強いし、尊敬できます。
多分、こみち自身はキャンピングカーで旅はしても、「車中泊」を伝えるコンテンツは出さないでしょう。
それよりも、ベースとしてキャンピングカーを使い、そこから何か情報発信できる手段を見つけるように思います。
それではインパクトもありませんし、人気が出て要素もありません。
でもそれが自分らしい生き方で、むしろ稼ぐ手段は別に作っておいた方が楽に感じます。
「キャンピングカー納車」→「車中泊」→「サービスエリア、道の駅紹介」。
その先で詰まってしまいそうだからです。
随時購入したキャンプ関連アイテムをレビューしてもいいのですが、それで十分な再生回数を獲得できるだけの魅力に自信が持てそうにありません。
でも、本当に魅力的な人は、それだけでも成立しています。
だからこそ、人間力と言うその人が持ち合わせた「ポテンシャル」に気づくべきなのでしょう。