車選びは難しい!?
日常的にハンドルを握る人は、扱い難い車格だと何かと気を使います。
バイクの場合もそうなのですが、パワーがあって刺激的な車種ほど、日常的に乗りたい時にはちょっと面倒なこともあるからです。
少し尖った部分があると、全体的な評価としてはマイナスポイントになるのですが、「愛車」として迎える場合、それが「味」となって所有欲を満たすから面白いところです。
どこから見ても完璧な車は、運転していても不満はありません。
でも不思議なことに、「面白い」とは思いません。
「完全に車は移動手段であって、ストレスなく走れればそれで良い!」と強く思えるなら、欠点の少ない車選びが理想でしょう。
もっとも、そんな完全無欠のような車はありませんから、走れば良いと思う人もどこかで我慢しなければいけなかったりします。
だからこそ、自分が求める一台を探すなら、デザインや車格、安全性やパワー感など、ポイントを決めた方が満足度が満たされるでしょう。
こみちにとっては、やはりスズキ自動車の「ジムニー」に行きつきます。
イラストに描いたのは最新モデルですが、乗っていたのはもう十数年も昔で、しかもマニュアル車だったこともあり、運転して楽しかったです。
ただ、長距離走行は不得手だったので、片道100キロを超えるとギヤチェンジが苦痛になってきます。
というのも、もともと速く走れる車ではなく、小気味良くギヤを繋ぐから楽しいのであって、少しでもタイミングを間違えると上手く走ってくれません。
それが別の車だったら「欠点」になるのですが、ジムニーはそれを超える魅力にあふれていたので、そこを指摘する人はいないでしょう。
だからこそ、ジムニーの良さは明確にあって、今でも年齢問わず人気がある一台になったのだと思います。
ただ、今になってもう一度手に入れたいかと考えると、それはちょっと違うのかもしれません。
あの頃に乗ることができたのは、とても良かったと思います。