ダイレクトカーズ「TRIP3」
キャブコンタイプのキャンピングカーは、国内事情を踏まえたらベストチョイスなのでしょう。
もちろん、週末や趣味などに使用する場合、バンコンタイプが便利ということもあります。
しかしキャブコンタイプの良さは、居住性の部分でしょう。
近年の傾向として、軽量化と容量の面で優れるリチュウムイオンバッテリーを搭載した車両が増え、滞在時にエアコンや電子レンジなど、自宅に居る時と変わらない快適さに貢献しています。
また、停車中に発電できるシステムとして、ルーフに大型ソーラーパネルを乗せられるのもキャブコンならではの特徴です。
そんなソーラーパネルも新型SAKURAで最大960wというスペックに驚かされましたが、ついにダイレクトカーズの「TRIP3」で1000Wオーバーを実現。
残念ながら、ジャパンキャンピングカーショー2021でお披露目されていないみたいですが、その圧倒的な発電量はまさに「トリップ(=旅)」をイメージさせます。
コンロにはカセットガスを使い、オール電化ではないものの、時代は電力メインになるのでしょう。
実際、走行性能の面で、ディーゼルエンジンは魅力ですが、アイドリング時の騒音は決して静粛とは言えません。
いかに停車中も快適に過ごせるかは今後の課題になると思うので、車両そのものが電力化されたら、その時は拡大と使いやすいキャンピングカーができると思います。
その意味でも、ダイレクトカーズの「TRIP」シリーズは、期待したい一台でしょう。