ゴミ処理問題は永遠の課題!?
10数年ぶりくらいにキャンピングカー熱が勃発し、最近のキャンピングカー事情が大きく変化しているといういう印象を受けました。
ただ、結果としては「ソーラーパネル」による発電と「リチュウムイオンバッテリー」の登場で、車でも比較的簡単に家電が使えるようになってことでした。
一方で、キャンピングカーでの長旅で懸念されるゴミの処分や排水タンクの始末など、一般住宅とは異なる構造だけに置き去りになった課題もあります。
RVパークなどでは、処理費用を負担すればキャンピングカーのゴミも安心して捨てられるので、同様な施設が全国的に増えていけばと願います。
ただし、基本的には駐車が認められた車中泊施設で、屋外での調理などは禁止されています。
屋外調理で多い「焚き火」ですが、直火焼きは延焼の危険も高く、最近では専用の焚き火道具を使い、地面と火が触れ合わないようにしている方も多いはずです。
しかし、川原や山など、キャンプ場として認められていない場所で、自然を汚しながらのキャンプもまた増えているという話も耳にします。
例えば、キャンピングカーを購入し、実際に出かけるとなれば、ゴミや騒音など、自由な印象もある一方で、意外とルールもあるのが実情です。
つまり、道端など許可されていない場所で気ままに車中泊を始めると、目的以外の人にとってhはやはり気になる行為に見えてしまいます。
ソロキャンプブーム
テレビや雑誌、動画サイトでもいろいろな人が車中泊やソロキャンプを楽しんでいます。
それ自体は、趣味嗜好のもので自己責任で楽しめば良いでしょう。
一方で、ゴミを放置してしまったり、焚き火をしたままその場を離れてしまえば「火事」の危険性も否定できません。
たまたま鎮火できることもあれば、心ない行為によって自然が破壊されることもあり得ます。
つまり、誰かの様子が面白そうという印象で、ソロキャンプブームに乗っかってしまうと、自分では間違えているつまりではないのに、周囲には迷惑を掛けてしまうかもしれません。
特に管理が行き届いているキャンプ場とは異なり、自然の中でのテント設営や焚き火は、その土地の所有者に迷惑をかけてしまいます。
スモールオフィスとして購入したいキャンピングカー
こみちの場合、キャンプとキャンピングカーは全く別の発想です。
キャンプをしたいなら、キャンピングカーではなく、バイクにキャンプ道具を乗せて楽しみたいからです。
理由はとても簡単で、素にキャップを楽しむなら「快適」過ぎても面白くありません。
最近のキャンピングカーは、エアコンに電子レンジまで使え、テレビにトイレ、常設ベッドとほとんど家そのままです。
つまりこみちとしてはそのスペースを「オフィス」として活用したいので、あえて山奥や川原で宿泊したいとは考えていませんでした。
というのも、どんなに豪華なキャンピングカーだったとしても、ゴミ処理を含めて守るべきルールを踏まえると、「車」をベースにする明確に動機が問われます。
乗用車でもポータブル電源を使えばある程度の快適性は確保できますし、それ以上を望むならホテルや民宿を利用した方がいろんな面で面倒がないからです。
それでもキャンプを選ぶなら、管理費を支払って安全性にも目を向けた方がいろんな意味で楽でしょう。
これを折角キャンピングカーを買ったからで、一般車も使う道の駅や他人の駐車場を占拠してしまうと、どうしてもトラブルの種を撒いてしまいます。
リーズナブルという発想は共感しますが、それ故に他人がフォローするのでは再考の余地がありそうです。
キャンピングカーのビルダーと共に
安全安心して楽しむためにも、業界とユーザーが一緒になって「キャンプ」を盛り上げていかなければなりません。
どこか無謀な、危険やリスクを伴った行為に走ってしまうと、いずれは誰かが大きな事故や危険に巻き込まれます。
ビルダーの立場としても、売ったら売りっぱなしではなく、宿泊先やそこでのマナーなども伝えるなどして、一過性のブームで終わらないことを願います。
本来なら、キャンピングカーを自宅に留めて、給排水の管理やブラックタンクの破棄なども行えると便利です。
しかし、キャンピングカー以外に駐車場に専用施設を設けるのはコストも掛かるので、どうしてもゴミ処理などの課題が後回しになっている印象もあります。
どれだけ充実した装備なのかだけでなく、実際に心がける部分を含めて、キャンプやキャンピングカーが盛り上がってくれたらと思います。
夢があるキャンピングカーだけに、ソロキャンプ中の節度ある行動がより問われているのでしょう。