スモールオフィスとして考えるキャンピングカーの魅力

 最低限の装備

主にライターやイラストレーターとして考えると、パソコンが置ける環境と通信手段が不可欠です。

その際にデータのやり取りなどがあるとしても、4Gが使えるなら取り敢えず仕事に支障はないでしょう。

そう考えると、軽キャンカーの広さでも十分です。

もっと言えば、背に高い乗用車でも、後部席に着座し、前席に何らかの装備を施しテーブルが作れれば、パソコンは無理でもノートパソコンやタブレットPCなら十分に使えるでしょう。

もう一歩

ライターやイラストレーターと言っても、その仕事内容はいろいろで、依頼された案件に応える形式なのか、自身で発信していく形式なのかでも少し異なってきます。

すでに目指すべきスタイルが決まっていれば、他の装備を加えてもいいでしょう。

というのも、車である以上、夏場の暑さや冬場の寒さは相当なものです。

窓が空いた車ほど、差し込む陽射しが厄介になったりして、エアコンを使っても体感的には快適ではなかったりもするからです。

しかも、ライティングしている画面やイラストを作成している画面が、車外から丸見えになってしまうのも気が引けます。

そうなれば、車外との遮断がどこまでしっかりできるのかもポイントでしょう。

それは音響的な意味もあれば、光が漏れてしまう意味でも気になります。

確かに外からは見えなくても、夜間時には車内にいることが分かってしまうなら、それは車両購入前に知っておきたいところでしょう。

その上で、車内での電化製品を気兼ねなく使えるなら理想的で、ソーラーパネルによる発電や走行による充電がどれだけできるのかもポイントです。

装備を充実されると、それだけ車重は増えます。

ハイエース級で3トン超えは、走行安定性にも影響があるでしょうから、それなりの対策をするか、もう少しシンプルな装備にして、余裕を持たせても良いでしょう。

個人的には考え得る装備を妥協せずに搭載するなら、新型SAKURA級の車両が理想です。

新型SAKURAは2トントラックをベースに作られたキャンピングカーですが、これが1トンや1.5トンでは、どうしても重量面で気になる部分もあります。

しかし、3トン超えとなると、今度は走る場所や停める場所で苦労しそうで、そこはバランスも必要です。

シャワーは諦める!? でもトイレは欲しい!?

キャンピングカーをオフィスとして考えた時に、そこで24時間以上滞在する予定なら、トイレがあるかは重要です。

雨降りに毎回、傘を持って屋外施設に行くのは大変ですし、意外と男性でも公衆トイレは落ち着かないからです。

もちろん、装備としてシャワーが使えるのは嬉しいことですが、それには大量の水タンクが必要で、100リットルが100キロと考えると、給排水で200キロ増という重量物を乗せるのは簡単ではありません。

海外モデルでも、全長6メートル超えのキャンピングカーなら、カッコいいシャワー室があったりしますが、サイズ感を考えると個人的には少しオーバークオリティーにも感じます。

だとすれば、日常的には体を拭くことで我慢し、定期的に入浴施設を利用するスタイルが妥当ではないでしょうか。

週末レベルのオフィスなら

休日に少し自宅とは異なる環境が欲しいというレベルなら、軽キャンカーという選択肢が出てきます。

外部からの視線を気にしないのであれば、ミニバンクラスでも賄えないことはありません。

ポータブル電源を持ち込めば、丸一日くらいの電力は確保できるからです。

もう少し本格的にしたり、複数人での利用となれば、何ら車内を二分割できると便利でしょう。

ダイニングと寝室というような感じで、簡単な目隠しができるだけでも快適さは異なるはずです。

さらにノイキャン機能のヘッドホンも使えば、完全に個室化できるからです。

それには軽キャンカーでは少し狭いかもしれません。

そして、数時間程度なら、ミニバンの1列目と2列目という具合に使えば、夫婦での使用なら可能だということも分かりました。

そのあたりは個人差もあるところなので、実際に使ってみると良いでしょう。

車内で電子レンジが使えるととても便利だと思いますが、車内での仕事を考えると、実は食事くらいは外でしたいという願望も出てきます。

その辺は本当に個人的な感覚なので、理想となるスタイルはそれぞれ異なるでしょう。


こんな記事はいかが?