例え話ではありますが…
自分が勝負したいポイントで、実際に戦うことができたら、それは本望でしょう。
しかし、戦いたいと思っていてもそうそうにそのポジションになることはありません。
時には相手側が得意と知りつつも、その領域で不利な試合に挑戦するしかないこともあります。
つまり、ラーメン屋がラーメンだけで勝負して負けたのなら仕方ないのですが、それさえ難しいので餃子に炒飯と、元々は勝負どころではないポイントでも立ち向かうしかないのです。
キャンピングカーとは何か?
キャンピングカーの使用目的を考える時、想定する利用人数と滞在時間が重要です。
と言うのも、想定人数がファミリーなのか、夫婦なのか、個人なのかで望ましい装備が異なるからです。
また、数時間の使用と車中泊を含む時間帯とでも異なりますし、連泊まで考慮すれば別のポイントも考慮しなければいけません。
つまり、キャンピングカー選びを難しくさせているのは、様々な用途を踏まえた究極の一台を探そうとしているからです。
それは、ラーメン屋がラーメンだけでは勝負できずに、客が望むいろんな要望にまで広げてしまうのと同じです。
しかしそんな装備は、最初こそ珍しくて楽しめますが、そもそもは使わない用途なので、気づけばあるのに使わない装備になってしまいます。
ご存知の通り、キャンピングカーは広さに限りがあって、不要な物をいかに削ぎ落とすかもキャンピングカー選びには不可欠な要素です。
なぜなら、あのnutsの最高峰モデル「ボーダーバンクス」でさえ、一般的なワンルームマンションよりも狭く、洗濯機も浴槽もありません。
つまり、今まで住んでいる感覚のままでキャンピングカーを探しても、「当たり前」が通用しないことに気づきます。
軽キャンカーを選び、家族5人が快適に使えないという評価がそもそも論外なのと同じく、どこまでの用途であれば可能なのかを知ることが大切です。
こみち場合、個人又は夫婦という想定で、車中泊は考えていませんし、車内での調理もレンチンくらいが最上級の仕様です。
アルファードほど大きくなくても、ハイエースのナローやシエンタ、フリードくらいが目的にあっているとも感じます。
なぜなら、キャンピングカーという用途を選ぶことで、車内泊が快適になるのは理解できますが、でも実際に国内のどこで泊まれば安全で周囲への迷惑に配慮できるかと思うと、ビジネスホテルという選択肢を避ける理由が見当たりません。
これがペット同伴というなら、条件が異なるのですが、こみちの想定では含まれないポイントです。
YouTuberとして考える!?
例えばキャンピングカーを500万円で購入し、それを使ってYouTuber として収益化できたとしましょう。
仮にこれまでの仕事で年収が300万円だったら、5年間で1500万円稼げることになります。
それを捨ててYouTuber で収益化するなら、同じ5年間で2000万円稼いでイーブンです。
年間では400万円。月収では33万円。日商では1万円という具合でしょうか。
もちろん、これまで1000万円稼いでいたら、さらに条件は厳しくなるでしょうから、そうそうと収益化という発想も無理があります。
理想としては、キャンピングカーを購入したい人が、結果的に収益化を果たし、車両代金の返済に役立っているというものではないでしょうか。
もっと言えば、自身で大きな損失を抱え込むよりも、キャンピングカーに関する情報発信で収益化した方がビジネス的には旨味があります。
車中泊に踏み切れない理由
こみち自身、かつて夜間帯に駐車場で車を泊めていた時に、出入り口を封鎖されたことがあります。
理由は定かではありませんが、数時間出られない状況になり、とても怖かった経験でした。
管理されていない場所で、もしもその時とは異なり、自分の車両しかなかったら、楽しい車中泊も生命や健康を害する可能性も出てきます。
その段階になれば、もうどんな車に乗っているかではなく、危険を回避できるかで、そもそも利用するべきではなかったという話にたどり着きます。
無料の駐車場で車中泊という発想ができません。
それはキャンピングカーの装備や性能で解決できる話ではなく、そもそも利用方法に問題があって、例えば管理人がいるキャンプ場を使うとかでないと難しいでしょう。
まして携帯電話の電波も届かない場所となれば、それは自己責任と判断の領域です。
キャンピングカーに憧れる
夢があるものの、キャンピングカーの購入二の足を踏むのは、どうやって使うかが分からないからかも知れません。
車内滞在中は、エンジン停止はもちろん、エアコンの室外機の騒音やFFヒーターの稼働音が周辺に迷惑を掛けてしまうなら楽しめません。
単純に使えるかどうかではなく、実際の用途に適したレベルか否かで考えると、今の段階ではキャンピングカーを購入するよりも、別の選択肢も楽しみたいと思います。
ただ、昔からキャンピングカーに対する憧れや可能性には期待もあって、車そのものが電気化され、完全なるオール電化になればさらに理想的なのですが。
そう考えると、現段階では自宅と車という組み合わせが理想的で、キャンピングカーでどの部分を賄うべきかに悩みます。
高性能化されたとしても、日常生活をそのまま送れるわけではなく、ゴミや洗濯物は否応なく処理しなければいけません。
少なくともキャンピングカーで洗濯機を搭載したものは見たことがなく、一般的にはコインランドリーを使うことになるでしょう。
同じような発想で言えば、泊まる時は「ホテル」とか、食事は「レストラン」と考えれば、キャンピングカーも自家用車で賄えるのかも知れません。
まぁそこは、趣味性もあって、楽しむものとしてキャンピングカーがあると考えるべきなのですが。
こんなビルダーがいたら心強い!
単純なところでは、一泊の使用で騒音と温湿度のデータがあると嬉しいです。
架装部分が何層構造になっているという話も、そんなデータが提示されて、車内での話し声が車外に漏れてしまうのか気になりませんか。
車中泊中の会話が漏れ聞こえるということは、キャンピングカーの外壁に耳をつければ、車内にいる人数や性別まで簡単に察することができてしまいます。
同じようなことで言えば、車内を移動するとどれくらい外から分かってしまうのでしょう。
昔のように野宿していた気持ちになれば、何も関係ないのですが、最近はどうも安全性が気になってしまうのです。