未来のキャンピングカーを考えて
こみち自身は、キャンピングカーが早く電動になれば良いと思っています。
お気に入りの新型SAKURAは、価格以外、本当に理想のキャンピングカーですが、もう一つ言わせてもらえるなら、ベース車が電気で動けば、その卓越した発電量をフルに活かせると思うからです。
リチュウムイオンバッテリーの搭載が可能になり、エンジンを掛けなくても丸一日の電力を供給可能となれば、居住性という意味では理想形でしょう。
というのも、季節によっては屋根に装着したソーラーパネルも役に立ちません。
エンジンによる発電と言っても、比較的少な目な燃料タンクとの絡みで無給油のままでの長期滞在は難しいでしょう。
しかし、電力で動く構造になれば、十分なトルクも得られるでしょうし、何より大容量のリチュウムイオンバッテリーを活かせるからです。
もっとも、トラックベースではない構造になれば、低床で乗り降りしやすいキャンピングカーにもなる可能もあって、自動運転とも相まって、ますます自由度の高いキャンピングカーライフになるでしょう。
住宅以上にキャンピングカーのオール電化は、より貢献度が高いでしょうから、その構造が電動トラックの普及に伴い採用されると「次世代キャンピングカー」の幕開けを迎えます。
三菱ふそう「eキャンター」に注目
近距離の配送用トラックとして、三菱ふそうから「eキャンター」が登場します。
現状では総走行距離が100キロ程度と、一般的な自動車と比べてまだまだ短い航続距離ではあります。
ただし、搭載されるバッテリー容量を考えると、新型SAKURAで紹介されていたリチュウムイオンバッテリーの最大量20kw/hに対し、三菱ふそうのeキャンターでは13.8kw/hを6個搭載しているようで、走行に必要な電力量がどれほどなのか分かります。
そんな大容量のリチュウムイオンバッテリーを使っても、現行の走行距離は100キロで、直流急速充電で1時間が必要みたいです。
つまり、100キロ毎に1時間の充電が必要となれば、そのまま技術をキャンピングカーに使うことは難しいでしょう。
ただ技術は目標が決まれば、一気に開発が進むでしょうし、5年後10年後には電気トラックが主力になっているはずです。
次世代キャンピングカー
多分、本当に箱型になっていて、ハンドルも必要と時以外は外しておくのかもしれません。
もちろん、電気で走ることができて、滞在中はオール電化で快適に暮らすことができるでしょう。
サスペンションも電子制御可能になれば、停車する状況に合わせて車体を水平に保つこともでき、より居住性が向上するでしょう。
例えば、ガラスよりも保温性に優れているということで、アクリス製の窓が使われていますが、電気を流すことで熱の透過率を変更できる材質が有れば、窓に使われる材質も一気に変更されるでしょう。
というのも、窓以外の外装にも使えれば、キャンピングカーに積載された雪などを溶かすことができたり、それ故にソーラーパネルを十分に活用できるなど、活躍の場が広がるからです。
電力を作り出すことで、より自然にも優しいカーライフが到来します。